管理栄養士の過去問
第28回
応用栄養学 問91

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

応用栄養学/食事摂取基準の基礎的理解からの出題です。
なお、現在使用されているのは「日本人の食事摂取基準(2015年版)」です。

a:不足のリスクが50%ということは推定平均必要量になります。

b:不測のリスクが97~98%で、ほとんどの人に不足のリスクがないと思われる指標が、推奨量です。

c:目安量は、推定平均必要量や推奨量が算出できない場合に、不足がないと思われる量を設定している指標なので、不足のリスクは0になっています。

d:これ以上摂ると過剰摂取による健康障害が懸念される指標ですので、耐容上限量になります。

したがって 2 が正解とわかります。

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02

正解は 2 です。

●推定平均必要量
性、年齢別に分類されたある集団のうち、50%の人が必要量を満たすと推定される摂取量です。

●推奨量
性、年齢別に分類されたある集団のうち、97~98%の人が必要量を満たすと推定される摂取量です。

●目安量
推定平均必要量や推奨量を算定するだけの、十分な科学的根拠を得られない場合に使用します。
これはある集団が良好な健康状態を保つのに十分な量です。

●耐用上限量
性、年齢別に分類された集団のほとんどの人が、過剰摂取による健康障害を起こすことのない最大限の量です。


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03

正解は 2 です。

日本人の食事摂取基準(2010年版)には、5つの指標が示されています。

a「推定平均必要量(EAR)」は集団に属する人の50%の人が、b「推奨量(RDA)」はほとんどの人(97~98%)が充足している摂取量です。
また、c「目安量(AI)」は,特定の集団が一定の栄養状態を維持するのに十分な量です。
d「耐容上限量(UL)」は,健康障害(過剰症)をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限を示しています。
なお,「目標量(DG)」は,他の指標とは異なる概念と方法によって決められるため,図中には表示されていません。

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