管理栄養士の過去問
第28回
応用栄養学 問93

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

スキャモンの発育曲線における4つの成長型の図である。正しい組合せはどれか。1つ選べ。
問題文の画像
  • a:一般型     b:リンパ型    c:生殖型    d:神経型
  • a:リンパ型    b:神経型     c:一般型    d:生殖型
  • a:リンパ型    b:一般型     c:生殖型    d:神経型
  • a:神経型     b:リンパ型    c:一般型    d:生殖型
  • a:リンパ型    b:神経型     c:生殖型    d:一般型

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

スキャモンの成長曲線とは、リンパ型、神経型、一般型、生殖器型の4つに身体を分類し、各々がどのような成長段階をたどるかを示したものです。

a リンパ型
免疫をつかさどるリンパ腺、扁桃腺などのリンパ系臓器は生後急成長し、12~13歳で成人期を超えてピークとなりますが、その後成人レベルに戻ります。

b 神経型
脳や脊髄など、リズム感や、身体の動きをつかさどる部分です。
生後4~5歳で成人の80%近くまで発達します。

c 一般型
身長、体重や呼吸器、消化器、筋肉、骨量などの成長を示しています。
幼児期までに急成長し、一時成長が緩やかになり、思春期以降また急成長するのが特徴です。

d 生殖器型
陰茎、睾丸、卵巣、子宮などの成長を示しています。思春期以降急速に発達するのが特徴です。

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02

正解は 2 です。

スキャモンの発育曲線とは、成長発育を20歳のレベルを100%として考え、各体組織の発育の特徴を以下の4つのパターンに分けてグラフ化したものです。ヒトは成人(20歳)になるまでの間に一様に成長するわけではなく、それぞれ発達する時期が違う、ということを表しています。

aはリンパ型です。免疫力を向上させる扁桃、リンパ節などの発達は、生後から12~13才までにかけて急激に成長し、成人のレベルを超えますが、思春期すぎから成人のレベルに戻ります。

bは神経型です。神経系の発達は、出生直後から急激に発育し、4~5歳の比較的早い時期に緩やかになることが特徴です。

cは一般型です。身長、体重や肝臓、腎臓などの臓器の発育を示します。特徴は、乳幼児期まで急激に発達し、その後は次第に緩やかになり、二次性徴が出現し始める思春期に再び急激に発達します。思春期以降に再び発育のスパートがみられるS字曲線を描きます。

dは生殖型です。男児の陰茎・睾丸、女児の卵巣・子宮などの発育です。小学校前半まではわずかに成長するだけですが、思春期以降、急激に発達します。

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03

正解は 2 です。

応用栄養学/成長、発達、加齢からの出題です。

スキャモンの発育曲線は、20歳を100として各年齢の体組織の成長や発達の度合いを%で表したものです。

a:12歳ごろに著しく成長をしているので、リンパ型です。

b:比較的早い段階で発達を遂げてその後緩やかになっているので、神経型です。

c:S字を描くのが一般型の特徴です。

d:思春期まではほとんど発育せずその後急速に発育しているので、生殖型です。

よって 2 が正解とわかります。

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