管理栄養士の過去問
第28回
応用栄養学 問94
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問94 (訂正依頼・報告はこちら)
日本人の食事摂取基準(2010年版)における妊婦の付加量に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 妊娠中の最終体重増加量を6kgとしている。
- 泌乳量を考慮している。
- カルシウムの付加量は、妊娠末期に設定されている。
- エネルギーの付加量は、妊娠中期に最も多い。
- 胎児発育に伴う蓄積量を考慮している。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 妊娠中の最終体重増加量は11kgとされています。
2 泌乳量が考慮されているのは授乳期の女性です。哺乳量0.78L/日の泌乳量を考慮しています。
3 カルシウムの付加量は、妊娠各期とも設定されていません。これは、妊婦は腸管からのカルシウム吸収率が増大するためです。
4 エネルギー付加量は妊娠後期に最も高く設定されています。
初期 +50kcal
中期 +250kcal
後期 +450kcal
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02
応用栄養学/妊娠期、授乳期からの出題です。
なお、現在使用されているのは「日本人の食事摂取基準(2015年版)」です。
1.妊娠中の最終体重増加量は11㎏としています。
2.泌乳量を考慮するのは授乳婦です。
3.カルシウムの付加量は設定されていません。
4.エネルギーの付加量が最も多いのは、妊娠末期です。
5.正しい記載です。
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03
日本人の食事摂取基準(2010年版)における妊婦の付加量は、非妊娠時にふつう体型(BMI18. 5~25. 0)の妊婦が、正常体重(約 3 kg)の単胎正期産児を出産するのに必要なエネルギーや栄養素の摂取量を目安に示されています。
1、 妊娠中の最終体重増加量は、11㎏としています。
2、 泌乳量が考慮されるのは、授乳婦です。
3、 カルシウムの付加量は、妊娠各期とも設定されていません。妊娠中は母体の代謝動態が変化し、腸管からのカルシウム吸収率が著しく増加することから、付加量は必要がないと判断されました。
4、 エネルギーの付加量は、妊娠末期に最も多く設定されています。
5、 文章通りです。
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