管理栄養士の過去問
第28回
応用栄養学 問96
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問96 (訂正依頼・報告はこちら)
離乳の進め方に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 離乳を開始して1か月を過ぎた頃から、離乳食は1日2回にしていく。
- 咀しゃく機能は、離乳の完了より前に完成される。
- 離乳の完了とは、乳汁を飲んでいない状態をさす。
- 舌と上あごでの押しつぶしが可能になってきたら、歯ぐきでつぶせる固さのものを与える。
- 哺乳反射による動きが活発になってきたら、離乳食を開始する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2 咀嚼の完了は乳歯が生えそろう3歳ごろです。離乳の完了の目安は18か月とされているので、咀嚼機能の完了のほうが後です。
3 離乳の完了とは、乳汁をのんでいない状態ではなく、必要な栄養の大部分を乳汁以外から摂取できるようになったことを言います。
4 生後5,6か月で舌と上あごでの押しつぶしが可能になったら、生後7,8か月には舌でつぶせる固さのものに移行します。
その後、生後9~11か月は歯茎でつぶせる固さ、12~18か月は歯茎でかめる固さに移行していきます。
5 哺乳反射が弱くなってきたら離乳食を開始します。哺乳反射とは、新生児が母乳や粉ミルクを飲むための反射で、探索反射、捕捉反射、吸綴反射、嚥下反射からなります。
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02
応用栄養学/新生児期、乳児期からの出題です。
1.正しい記載です。1日2回食で食事のリズムをつけていきます。
2.咀嚼機能が完成するのは、乳歯が生えそろう3歳ごろです。
3.離乳の完了は、形のあるものをかみつぶすことができるようになって、栄養のほとんどを食物からまかなえるようになった状態を言います。
4.舌でつぶせる程度の固さのものを与えます。
5.哺乳反射が減ってきたのが離乳開始の目安です。
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03
離乳とは、母乳または育児用ミルクなどの乳汁栄養から幼児食に移行する過程をいいます。この間に乳児の摂取機能は、乳汁を吸うことから、食物を噛みつぶして飲み込むことへと発達します。
離乳の開始は、生後5~6か月を目安に、なめらかにすりつぶした状態の食物を与えます。
離乳の完了は、生後12か月~18か月ごろで、形のある食べ物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳や育児用ミルク以外の食べ物からとれるようになった状態のことをいいます。
1、 文章通りです。
さらに生後9か月頃から、離乳食は1日3回にしていきます。
2、 咀しゃく機能は、乳歯の生えそろう生後3歳頃までに完成されます。
3、 離乳の完了とは、エネルギーや栄養素の大部分が乳汁以外から摂れるようになった状態であり、乳汁を飲んでいない状態をさすのではありません。
4、 舌と上あごでの押しつぶしが可能になってきたら、舌でつぶせる固さのものを与えます。
5、 哺乳反射とは、口に入ってきたものを強く吸う反射のことです。哺乳反射による動きが少なくなってきたら、離乳食を開始します。
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