管理栄養士の過去問
第28回
応用栄養学 問97
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問97 (訂正依頼・報告はこちら)
思春期の女子に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- カルシウム蓄積速度は、思春期後半に最大となる。
- 思春期前に比べ、エストロゲンの分泌量は低下する。
- 思春期前に比べ、体脂肪率は低下する。
- 思春期発育急進現象(思春期スパート)の開始時期は、男子より遅い。
- 思春期前に比べ、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は増加する。
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この過去問の解説 (3件)
01
思春期とは、児童期から成人期へと移行する中間の時期をいいます。第二次性徴や、精神発達が現れる時期で、12~17歳ごろまでを指します。
1、 カルシウムの蓄積速度は、思春期前半に最大となります。この時期に最大骨量の1/4が蓄積され、10代後半では骨量が最大になります。
2、 思春期には、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌量は増加します。
3、 思春期には、女性ホルモンの分泌量が増加するため、体脂肪率は上昇し女性らしい体型となります。
4、 思春期発育急進現象(思春期スパート)の開始時期は、女子が男子より2年ほど早いです。
5、 文章通りです。
思春期になると、視床下部より性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌が始まり、下垂体前葉からの性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン、FSH)の分泌が促進されます。
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02
応用栄養学/成長期(幼児期、学童期、思春期)からの出題です。
1.カルシウムは思春期前半で蓄積速度が最大となります。
2.卵巣の発達により、エストロゲンの分泌が増加します。
3.丸みを帯びた体型になってくるため、体脂肪率は上がります。
4.思春期スパートは女子の方が1~2年早く開始します。
5.正しい記載です。
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03
1 カルシウムの蓄積量は、思春期の前半に最大になります。女子は11~14歳ころ、男子は13~16歳ごろがそのピークだと言われています。これは女子の方が、思春期に入る時期が二年ほど早いと言われているためです。
2 思春期にはエストロゲンの分泌量は増加します。
3 思春期前に比べて、体脂肪率は増加し、ふくよかな女性らしい体つきになります。
4 思春期スパートの時期は、女子の方が2~3年ほど早いと言われています。
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