管理栄養士の過去問
第28回
臨床栄養学 問129
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問129 (訂正依頼・報告はこちら)
マラスムス(marasmus)における特徴の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 体重減少:有 肝腫大:無 血清アルブミン値低下:無
- 体重減少:無 肝腫大:有 血清アルブミン値低下:無
- 体重減少:無 肝腫大:有 血清アルブミン値低下:有
- 体重減少:有 肝腫大:無 血清アルブミン値低下:有
- 体重減少:有 肝腫大:有 血清アルブミン値低下:無
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この過去問の解説 (3件)
01
栄養不足状態は、マラスムス、クワシオルコル、両者の混合型に分類されます。
【マラスムス】
・エネルギー摂取不足が原因。
・高度な発育障害、著明な体重減少、全身衰弱、老人様顔貌、皮下脂肪の消失、筋委縮等がみられる。
・一般に、浮腫は見られない。
【クワシオルコル】
・極度のたんぱく質の欠乏と不十分なエネルギー摂取が原因。
・浮腫、発育障害、肝腫大、感情鈍麻等がみられる。
・極度の体重減少はみられない。
・大きくふくれたお腹が特徴である。
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02
マラスムスとはたんぱく質・エネルギー欠乏で起こる栄養障害の一つです。体重減少や皮下脂肪の減少、免疫力低下があります。たんぱく質の欠乏ではクワシオコルという栄養障害があります。こちらは、エネルギーに比べてたんぱく質の欠乏が顕著に見られるため、血清アルブミン値の低下や肝腫大が見られます。
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03
マラスムスは、たんぱく質・エネルギーの欠乏で起こる栄養障害のことをいいます。
摂取エネルギー不足が長期間続くと、エネルギー産生のために、体たんぱく質の分解によって生じるアミノ酸が使われます。結果、たんぱく質栄養障害となります。
たんぱく質栄養障害により体重減少、皮下脂肪減少、免疫能低下が起こります。
浮腫は起こらないため注意してください。
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