管理栄養士の過去問
第28回
公衆栄養学 問161

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問161 (訂正依頼・報告はこちら)

ある集団を対象に健康・栄養調査を実施し、喫煙習慣の有無別に食塩摂取量と血圧値の相関を検討したところ、図のような結果が得られた。結果の解釈に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
問題文の画像
  • 喫煙習慣なし群の相関は、喫煙習慣あり群より強い。
  • 食塩摂取量と収縮期血圧には、負の相関がある。
  • 図中のデータAを分析対象としてよいか、解析前に検討する。
  • 喫煙習慣の有無による各群の食塩摂取量に差はない。
  • 相関係数を用いて、食塩摂取量から収縮期血圧の予測値を計算できる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.食塩摂取量の増加に伴う血圧の上昇は、喫煙習慣あり群の方が大きくなるので、喫煙習慣なし群の相関は、喫煙習慣あり群より弱くなります。

2.食塩摂取量と収取期血圧には、負の相関ではなく、正の相関があります。

3.図中のデータAのある位置は、縦軸で確認すると、高血圧の疑いがあるということが分かるので、分析対象としてよいか、解析前に検討します。

4.喫煙習慣あり群の方が、食塩摂取量が多い傾向にあるため、喫煙習慣の有無による各群の食塩摂取量に差はあります。

5.相関係数とは相関の強さを示す指標のことなので、相関係数を用いて、食塩摂取量から収縮期血圧の予測値を計算することはできません。

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02

1、血圧と食塩摂取との相関はどちらも同じで、1直線上にあります。

2、食塩摂取が増えると収縮期血圧も上昇しているので、正の相関です。

3、データAはもともと血圧の疾病をもっている可能性があります。

4、喫煙習慣のある群はない群よりも食塩摂取量そのものが多いです。

5、血圧は個人差もあるので、食塩摂取による血圧の値として利用できるわけではありません。

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03

1.× 喫煙習慣なし群は図の左下方部に多くの収縮期血圧との相関は、喫煙習慣あり群より弱いと考えられます。

2、食塩摂取量と収縮期血圧には、正の相関がみられます。

3、○ 図中のデータAは血圧が高い要素を保持している疑いがあります。分析対象としてよいか、解析前に検討する必要があります。

4、× 喫煙習慣のある群は図の右上方部に多く、食塩摂取量が多い傾向がみられます。

5、× 相関係数を用いて、食塩摂取量から収縮期血圧の予測値を計算することはできません。

よって正解は3です。

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