管理栄養士の過去問
第28回
公衆栄養学 問160

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問160 (訂正依頼・報告はこちら)

食事調査法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 24時間思い出し法では、面接者間の面接手順を統一させる。
  • 24時間思い出し法では、食物摂取頻度調査法と比べ調査者の負担が小さい。
  • 食物摂取頻度調査法では、国際的に統一された食品リストを用いる。
  • 秤量記録法では、習慣的な食事内容の変更が生じにくい。
  • 秤量記録法では、世帯単位の調査はできない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.24時間思い出し法は食事調査の1つで、対象者に対して面接を行い実際に何をどのくらい食べたかを思い出して聞き出す調査法です。そのため、面接者はより正確な調査を行うために手順を統一させる必要があります。よって正しい答えとなります。

2.食物摂取頻度調査法とは、ある時間内に何度食物が摂取されるかを調査する方法で、通常1日の摂取回数を調査します。これと比較すると、24時間思い出し法では、面接し対象者に何を食べたかなど思い出してもらわなければならないので、調査者の負担は大きくなります。

3.食物摂取頻度調査法では、国際的に統一された食品リストではなく、目的に応じて作成された食品リストを使用して調査されます。

4.秤量記録法では、実際に秤を使って食べた量を測定するため習慣的な食事内容の変更は生じやすくなります。

5.秤量記録法では、調査日に摂取したすべての食品の量を秤で測定しグラム数で記録していくため、世帯単位の調査も可能です。

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02

食事調査法は主に4つあります。

・24時間思い出し法;前日の食事を調査員が対象者に質問する。
聞き取りを行う調査員の技量に影響を受ける。対象者の記憶に依存する

・食物摂取頻度調査法;定めた食品の摂取頻度を調査票を用いて質問する。
簡単に調査ができ、データ処理の時間や労力が少ない。

・陰膳法;摂取した食物と同じ物を用意し化学分析を行い栄養素摂取量を計算する。
対象者の負担が大きい。費用と時間を要する。

・食事記録法;摂取した食物を対象者が自分で調査票に記録する。秤量法(重量を記録)、目安法(目安量を記録)がある。
対象者の負担が大きい。期間中の食事が通常と異なる可能性がある。

以上から

1.○ 24時間思い出し法は聞き取りを行う調査員の技量に影響を受けるので 面接者間の面接手順を統一させる必要があります。

2.× 食物摂取頻度調査法の方が簡単に行うことができ、負担が小さいです。

3.× 食物摂取頻度調査法では、国際的に統一された食品リストではありません。

4.× 摂取した食物を対象者が自分で調査票に記録するため、期間中の食事が通常と異なる可能性があります。

5.× 秤量記録法は、世帯単位の調査は可能です。

よって正解は1です。  






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03

1、摂取量をカップやスプーン量で調査するなどして統一します。

2、食物摂取頻度調査は聞き取り項目が多く、やや負担が大きいです。

3、国際統一はされていません。

4、最も正確な方法です。習慣的な食事の変更も生じます。

5、カップやスプーンを統一すれば可能です。

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