管理栄養士の過去問
第28回
応用力問題 問191

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問191 (訂正依頼・報告はこちら)

窒素を指標として、たんぱく質の消化吸収率を求めるために、成人男性を被験者として、米を用いた試験食によるバランス・スタディを行った。被験者は、エネルギー及び窒素の平衡状態にあり、試験食からの窒素摂取量10.0g/日、糞便中窒素排泄量1.6g/日、尿中窒素排泄量7.5g/日、及び皮膚、毛髪、爪からの窒素損失量0.9g/日であった。無たんぱく質食摂取時の糞便中窒素排泄量は1.0g/日であり、この値を内因性損失量(内因性排泄量)とした。

たんぱく質の真の消化吸収率(%)である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 94%
  • 84%
  • 90%
  • 75%
  • 96%

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この過去問の解説 (3件)

01

たんぱく質の消化吸収率の計算は
{摂取量-(糞便中排泄量-内因性損失量)}÷摂取量×100
で求められます。
今回の場合は
={10.0g-(1.6g-1.0g)}÷10.0g×100
=94% 
となります。

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02

真の消化吸収率は内因性損失量を考慮した消化吸収率です。内因性損失量とはたんぱく質をとらなくても損失する量をいいます。

真の消化吸収率={摂取量-(糞便中排泄量-内因性損失量)}÷摂取量×100
となります。

10-(1.6-1.0)/10×100=94(%)

よって正解は1です。

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03

たんぱく質の真の消化吸収率は、

{窒素摂取量-(糞便中窒素排泄量-内因性損失量)} ÷窒素摂取量×100 で計算できます。

窒素量に6.25をかけるとたんぱく質量になるので、たんぱく質量で計算しても、同じ値になります。

{10.0-(1.6 - 1.0)} ÷10.0×100=94(%)

よって、1番が正しい答えとなります。

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