管理栄養士の過去問
第27回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問35

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第27回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

咀嚼・嚥下に関与する機関の構造・機能に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 口峡は、歯列よりも口唇側の領域である。
  • 耳下腺は、咽頭に開口する。
  • 喉頭蓋は、嚥下時に気管を閉鎖する。
  • 舌咽神経は、舌の運動を支配する。
  • 側頭筋は、咀嚼筋の1つである。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正しいものは、

【喉頭蓋は、嚥下時に気管を閉鎖する。】と

【側頭筋は、咀嚼筋の1つである。】です。

選択肢1. 口峡は、歯列よりも口唇側の領域である。

口峡は口腔と咽頭の間の部分を指します。

口唇と歯列で囲まれた空間は口腔前庭と言います。

選択肢2. 耳下腺は、咽頭に開口する。

耳下腺は頬粘膜から口腔前庭に開口しています。

選択肢3. 喉頭蓋は、嚥下時に気管を閉鎖する。

喉頭蓋は咽頭と気管の間にあり、食べ物を飲み込むときに気管を閉鎖し、気管に食物が流れ込まないようにしています。

選択肢4. 舌咽神経は、舌の運動を支配する。

舌咽神経は、舌の後方3分の1の味覚を伝達する知覚神経と、耳下腺からの唾液分泌を促進する副交感神経があります。

舌の運動を支配するのは舌下神経です。

選択肢5. 側頭筋は、咀嚼筋の1つである。

咀嚼筋は、側頭筋、咬筋、内側翼突筋、外側翼突筋の4つの筋肉により構成されています。

参考になった数35

02

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/消化器系からの出題です。

選択肢1. 口峡は、歯列よりも口唇側の領域である。

口峡は咽頭の入口部分を指します。

選択肢2. 耳下腺は、咽頭に開口する。

耳下腺は頬粘膜に開口しています。

選択肢3. 喉頭蓋は、嚥下時に気管を閉鎖する。

正しい記載です。これにより食塊が食道に運ばれます。

選択肢4. 舌咽神経は、舌の運動を支配する。

舌の運動は舌下神経に司られています。

選択肢5. 側頭筋は、咀嚼筋の1つである。

正しい記載です。咀嚼筋には側頭筋以外に咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋があります。

参考になった数6

03

正解は【喉頭蓋は、嚥下時に気管を閉鎖する。】と

【側頭筋は、咀嚼筋の1つである。】です。

以下、詳細の説明です。

選択肢1. 口峡は、歯列よりも口唇側の領域である。

口峡とは、口腔と咽頭との境の腔所をいいます。

歯列よりも口唇側の領域は口腔前庭といいます。

選択肢2. 耳下腺は、咽頭に開口する。

耳下腺の主導管をステノン管といい、これは頬粘膜に開口します。

選択肢3. 喉頭蓋は、嚥下時に気管を閉鎖する。

喉頭蓋は、嚥下時に気管を閉鎖し、食物が咽頭や気管に入り込むことを防いでいます。

選択肢4. 舌咽神経は、舌の運動を支配する。

舌咽神経は、舌の後1/3の味覚を伝える知覚神経です。

咽喉の知覚・運動・分泌神経も含まれています。

舌の運動を支配するのは舌下神経です。

選択肢5. 側頭筋は、咀嚼筋の1つである。

咀嚼筋は4種類あり、側頭筋、咬筋、外側翼突筋、内側翼突筋があります。

参考になった数6