管理栄養士の過去問
第27回
基礎栄養学 問77
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問題
第27回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問77 (訂正依頼・報告はこちら)
食物摂取および生体リズムに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 食物の消化・吸収には、日内リズムはない。
- 不規則な食生活によって、生体リズムの乱れが生じる。
- 味覚は、摂食行動に影響しない。
- 味覚の閾値は、加齢に伴って低くなる。
- 甘味の感覚は、ミネラルを認識することによる。
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この過去問の解説 (3件)
01
基礎栄養学/食物の摂取からの出題です。
1.日内リズムは消化・吸収にも関係しています。
2.正しい記載です。不規則な食生活は概日リズムのずれが生じます。
3.味覚は摂食行動に影響を及ぼします。
4.味覚は加齢と共に鈍くなるので、閾値は高くなります。
5.甘味は糖質を認識すると感じられます。
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02
1:食物の消化・吸収には、日内リズムがあります。
起床から就寝までの間でホルモンの分泌等に変動があり、これに伴い消化・吸収のリズムも変動します。
3:味覚は、摂食行動に影響します。
味覚が低下すると、塩分の過剰摂取等がみられます。
4:味覚の閾値(味を感じるのに必要な最小の刺激の量)は、加齢に伴って高くなり、味を感じにくくなります。
5:甘味の感覚は、ショ糖(砂糖)・単糖類(ブドウ糖・果糖)を認識することによります。
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03
食事が入ってくる時間に合わせて消化管機能は活発になり、消化管機能のピークは夕方で、栄養素の吸収は夜に高くなります。
2.1番の解説からも分かるように、消化管機能は食事を摂る時間に合わせて活発になったり休んだりを繰り返します。
そのため、不規則な食生活を摂ることで消化管機能も不規則に活動するようになり、結果、生体リズムの乱れを生じる原因となりえます。
よって、正しい答えとなります。
3.味覚は、摂食行動に影響します。
4.加齢に伴い、味の濃いものでなければ味覚を感じなくなり、閾値は上昇します。
真っ先に感じにくくなる味覚が塩味です。
5.甘味は糖が舌の先端部で認識されることで感じます。
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