管理栄養士の過去問
第27回
基礎栄養学 問78

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問題

第27回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問78 (訂正依頼・報告はこちら)

栄養素の消化・吸収と体内動態に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
  • ペプシノーゲンは、トリプシンによって活性化される。
  • スクロースは、小腸微絨毛膜の酵素によって消化される。
  • 胃酸分泌は、ガストリンによって抑制される。
  • 脂溶性ビタミンの吸収は、胆汁酸によって抑制される。
  • 吸収された脂溶性ビタミンは、キロミクロンに取り込まれて運搬される。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2と5 です。

基礎栄養学/消化・吸収と栄養素の体内動態からの出題です。

1.ペプシノーゲンは塩酸によって活性化され、ペプシンとなります。

2.正しい記載です。スクロースはグルコースとフルクトースに分解され、小腸から吸収されます。

3.胃酸分泌はガストリンによって促進されます。

4.胆汁酸は脂質を乳化し、消化吸収を助けるので、脂溶性ビタミンの吸収も促進します。

5.正しい記載です。キロミクロンに取り込まれ、リンパ管を経て運搬されます。

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02

1.ペプシノーゲンは、トリプシンではなく塩酸によって活性化されます。

2.スクロースは、小腸微絨毛膜の酵素であるスクラーゼによって消化されます。
よって、正しい答えとなります。

3.胃酸分泌は、ガストリンによって促進されます。

4.脂溶性ビタミンの吸収は、胆汁酸によって促進されます。

5.脂溶性ビタミンは、小腸上皮でトリアシルグリセロールやコレステロールと一緒にキロミクロンを形成し、リンパ管を経由して運搬されます。
よって、正しい答えとなります。

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03

正解は 2・5 です。

1:ペプシノーゲンは、胃酸(塩酸)によってペプシンという消化酵素になりますが、同時にこのペプシンによって、ペプシノーゲンの活性化も行われます。

3:胃酸分泌は、ガストリンによって促進されます。

4:脂溶性ビタミンの吸収は、胆汁酸によって促進されます。

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