管理栄養士の過去問
第27回
基礎栄養学 問86

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問題

第27回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問86 (訂正依頼・報告はこちら)

ビタミンB群の働きと栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • ビオチンは、コエンザイムA(CoA)の構成成分である。
  • ナイアシンの必要量は、エネルギー摂取量が多いと減少する。
  • 葉酸が不足すると、血中ホモシステイン値は低下する。
  • ビタミンB2は、脂肪酸からのエネルギー産生に必要である。
  • ビタミンB12が不足すると、DNA合成は亢進する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

ビタミンB群は、それぞれの補酵素的役割をしっかり押さえておきましょう。

1:コエンザイムA(CoA)の構成成分となっているのは、パントテン酸です。エネルギー代謝の補酵素として働きます。

2:ナイアシンの必要量は、エネルギー摂取量が多いと増加します。
ナイアシンは糖質・脂質代謝に関与しており、NADHやNADPHとして、酸化還元反応の補酵素的役割を果たします。

3:葉酸が不足すると、肝臓でのホモシステインからメチオニンへの変換が滞り、血中ホモシステイン値が上昇して動脈硬化症のリスクが高まります。

5:ビタミンB12が不足すると、DNA合成は抑制されます。ビタミンB12は、DNA合成の補酵素として必要です。

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02

1.ビオチンではなく、パントテン酸がコエンザイムA(CoA)の構成成分となります。

2.ナイアシンの必要量は、エネルギー摂取量が多いと増加します。
ナイアシンは、NADなどの構成成分としてエネルギー産生に必要であるためです。

3.葉酸が不足すると、血中ホモシステイン値は上昇します。
葉酸は、ホモシステインからメチオニンを生成する際に、必要になります。

4.ビタミンB2は脂肪酸を体内で代謝する際に必要になるビタミンです。
よって、正しい答えとなります。

5.ビタミンB12が不足すると、DNAの合成は低下します。

参考になった数11

03

正解は 4 です。

基礎栄養学/ビタミンの栄養からの出題です。

1.コエンザイムAの構成成分となるのは、パントテン酸です。

2.ナイアシンはエネルギー代謝時に使用されるため、エネルギー摂取量が多いと必要量も増加します。

3.葉酸はホモシステインからメチオニンへ変化する際の補酵素として働くため、不足すると変換がうまくいかず、血中ホモシステイン値が増加します。

4.正しい記載です。

5.ビタミンB12はDNA合成時に使用されるため、不足するとDNA合成が低下します。

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