管理栄養士 過去問
第27回
問87 (基礎栄養学 問87)

チロキシン は甲状腺ホルモンで、ヨウ素を構成成分としています。

ヘモジデリンとは生体内の鉄貯蔵たんぱく質のことですので、鉄が構成成分となります。

鉄にはバンツー鉄沈着症のように、過剰摂取による害が知られています。

正しい記載です。

インスリン作用を強めるクロモデュリンにはクロムが結合しているので、クロムの欠乏によってインスリンの作用は低下します。

マンガンではなく、ヨウ素はチロキシンの構成成分です。

亜鉛ではなく、鉄がヘモジデリンの構成成分です。

鉄には、ヘモクロマトーシスという過剰症があります。

スーパーオキシドジスムターゼは、細胞内に発生した活性酸素を除去する役割をもつ酵素で、銅から構成されます。
よって、正しい答えとなります。

クロムが欠乏すると、インスリンの作用は減弱します。

チロキシンの構成成分となるのは、ヨウ素です。
甲状腺ホルモン（チロキシン）は、ヨウ素を含むチロシンから生成されます。

ヘモジデリン（hemosiderin）の構成成分となるのは、鉄です。
ヘモジデリンは、貯蔵鉄の一種です。

鉄の過剰症であるヘモクロマトーシスは、過剰な鉄の沈着により、組織の構造や機能が障害され、肝硬変や糖尿病を併発した状態のことを指します。

正解です。

クロムが欠乏すると、インスリン抵抗性上昇によりインスリンの作用が低減され、耐糖能が低下します。

チロキシンはアミノ酸なので微量ミネラルを含みません。

ヘモジデリンの構成成分は、鉄です。

余分な鉄は体内で蓄積し、過剰症を引き起こします。主な過剰症は嘔吐、下痢です。また遺伝的に鉄が必要以上に蓄積されるヘモクロマトーシスもあります。

正解です。

クロムが欠乏すると、インスリン抵抗性が上昇し、インスリンの作用が低減されます。