管理栄養士の過去問
第27回
応用栄養学 問91
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問題
第27回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問91 (訂正依頼・報告はこちら)
日本人の食事摂取基準(2010年版)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 耐容上限量(UL)は、生活習慣病の一次予防を目的として算定する。
- 推定平均必要量(EAR)は、個人が目指す摂取量である。
- 目標量(DG)は、摂取すべき最小量である。
- 目安量(AI)は、動物実験を根拠に算定する。
- 外挿法は、エビデンスがない性・年齢階級の指標の算出に用いる。
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この過去問の解説 (3件)
01
応用栄養学/食事摂取基準の基礎的理解からの出題です。
なお、現在使用されている食事摂取基準は、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」です。
1.耐容上限量は過剰摂取による健康障害の回避のために設定されています。
2.個人が目指す摂取量は、推奨量です。
3.目標量は、生活習慣病の予防を目的として設定されたものです。
4.目安量は、疫学研究の結果などを集積して設定されます。
5.正しい記載です。外挿法とは、ある因子間に一定の量的関係がある場合に、片方の因子量を用いてもう一方の因子量を算出する方法のことです。
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02
1.耐容上限量は、過剰摂取による健康障害からの回避を目的として算定します。
2.個人が目指す摂取量というのは、ある性・年齢階級に属する人々のほとんど(97~98%)が1日の必要量を満たすと推定される量である推奨量です。
推奨量が設定されていない場合は、目安量を目指します。
3.目標量は、生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量です。
4.目安量は、国民健康・栄養調査などの統計結果を用いて算定します。
5.外挿法とは、ある既存の数値データに基づいて、そのデータの範囲外で予想される数値を求めることです。
例として、国民健康・栄養調査で得られた数値データ外の年齢の数値が必要な場合に、外挿法により予測される数値を求めます。
よって、正しい答えとなります。
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03
1:耐容上限量(UL)は、過剰摂取による健康障害を防ぐための指標であり、健康の維持・増進や生活習慣病の一次予防を目的として算定したものではありません。
2:推定平均必要量(EAR)は、ある集団において測定された必要量の分布に基づき、母集団における必要量の平均値の推定値を示すものです。集団が最初に目指す摂取量です。
個人が最初に目指すのが、推奨量(RDA)です。
3:目標量(DG)は、生活習慣病の一次予防を目的として算定したものです。
4:目安量(AI)は、健康な人の集団を対象にした栄養摂取量等の研究を根拠に算定しています。
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