管理栄養士の過去問
第27回
栄養教育論 問112
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問題
第27回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問112 (訂正依頼・報告はこちら)
食環境整備には、食物へのアクセス面の整備と、情報へのアクセス面の整備がある。食物へのアクセス面の整備として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 飲食店におけるメニューの栄養成分表示
- 従業員食堂における副菜の品目の増加
- ジャンクフードの広告規制
- 高脂肪食品への課税
- 食品の虚偽・誇大表示の法的規制
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この過去問の解説 (3件)
01
栄養教育論/栄養教育のための理論的基礎からの出題です。
食物へのアクセスとは、食物生産から提供までのシステム全体をさす概念です。ですから、その整備は人々が健康的な食物入手をしやすくする環境を整えるということになります。これに該当するのが2、4です。
一方1、3、5は情報へのアクセスの整備にあたります。情報へのアクセスとは、情報の発信から受信までのシステム全体を指します。ですから、その整備には、国全体として整備する、マスメディアなどを通じた情報収集などが該当します。
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02
食物へのアクセス面の整備とは、食物の生産・加工・流通・販売など、実際に口にするまでの過程において、関係する環境を整えることを指します。
2・4は、その食品を口にするか否かに直接関わる事柄なので、これにあたります。
情報へのアクセス面の整備とは、食物そのものの情報、あるいは食物を口にするか否かを判断するのに必要な情報などを、広く知ってもらうための環境を整えることを指します。
1は食物そのものの情報、3・5は食物を口にする判断基準となる事柄なので、いずれもこれにあたります。
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03
◎情報へのアクセス…地域における健康、栄養、食生活関連の情報が、どこから発信され、どのように入手できる状況になっているかという仕組み全体のことを言います。
1. 飲食店におけるメニューの栄養成分表示は、情報へのアクセスなので誤となります。
2. 従業員食堂における副菜の品目の増加は食物へのアクセスなので正となります。
3. ジャンクフードの広告の規制は情報へのアクセスなので誤となります。
4. 高脂肪食への課税は食物へのアクセスなので正となります。
5. 食品の虚偽・誇大表示の法的規制は情報へのアクセスなので誤となります。
よって正解は、2.と4.となります。
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