管理栄養士の過去問
第27回
栄養教育論 問116
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問題
第27回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問116 (訂正依頼・報告はこちら)
栄養教育の対象と学習方法の組合せである。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 母乳育児に抵抗を示す妊婦 --------- ロールプレイング
- 朝食欠食のある高校生 ------------- パネルディスカッション
- 減量を希望しているサラリーマン ----- ピア・エデュケーション
- 低栄養傾向の高齢者 -------------- デモンストレーション
- 野菜が嫌いな幼児 ----------------- ブレインストーミング
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この過去問の解説 (3件)
01
2. パネルディスカッションとは、司会者の進行により、あるテーマについて学習者の中から立場、知識、経験、意見の異なるパネリストを選び、パネリストと学習者で行う討議方法です。朝食欠食のある高校生を対象とする場合も適しているので正となります。
3. ピア・エデュケーションとは、仲間同士でテーマについて正しい知識やスキル、行動を共有し合うことです。よって正となります。
4. デモンストレーションとは、教育者が学習者の前で実際に実演して見せる方法です。低栄養傾向の高齢者に調理を実演することで、望ましい基本的技術や要点を知ることができるので正となります。
5. ブレインストーミングとは、司会者を置き、学習者は自由に話をし、他のメンバーは他人の発言に批判をせず、結論を得ることを目的としないという方法です。問題の明確化や独創的な発想や解決法を発見したい場合に簡単にできる方法です。しかし、幼児を対象としているので適切ではありません。よって誤となります。
よって正解は、5. となります。
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02
各学習方法の内容を理解し、対象者に合っているか、実施可能かを判断します。
1:ロールプレイングとは、対象者の中から数人に役割を与え、即興的に演技をしてもらい、終了後にそれについて全員で討議を行う方法です。
2:パネルディスカッションとは、司会者のもとで3~6人程度の講師(パネラー)が1つのテーマについて発表を行い、パネラー同士で討議した後、さらに聴衆とも自由に討議を行う方法です。
3:ピア・エデュケーションとは、同じような境遇で同じような問題・目標を持つピア(仲間)と集まり、共に学習する方法です。
4:デモンストレーションとは、指導者が実技・実演を行う方法です。
5:ブレインストーミングとは、1つのテーマをあらゆる角度から検討し、短時間でアイディアを出し合う方法です。
他の選択肢と比較すると、幼児を対象としている点から、この学習方法は難しいと考えます。
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03
栄養教育論/栄養教育マネジメントからの出題です。
1:ロールプレイングはテーマについての場面を設定して、即興で役割を演じます。母乳育児に抵抗を示す妊婦の態度が変化していく様子をロールプレイングで行うことができます。
2:パネルディスカッションは、テーマについて立場や意見、知識、経験が異なる人をパネラーとして、司会者の進行のもとで意見を述べていきます。朝食欠食のテーマであれば、欠食者だけでなく欠食を経験したことのある人、欠食をしない人といった具合に立場の異なるパネラーを意見交換させることができます。
3:ピア・エデュケーションは、テーマについて正しい知識や行動、スキルといったものを共有し合うことです。身近な人、信頼できる人を教育者としておき、対象者が興味や関心を持てるようにします。
4:デモンストレーションは、実演のことです。低栄養傾向を改善するための調理のデモンストレーションを行うことができます。
5:ブレインストーミングは司会者のもとでテーマについて学習者が自由に発信していきます。メンバーは他の学習者の発言を批判することなく聞き、結論をだそうとする必要はありません。これは幼児を対象とした方法としては不適切であるといえます。
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