管理栄養士の過去問
第27回
臨床栄養学 問147
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この過去問の解説 (3件)
01
嚥下の過程は5つの時期に分けられます。
先行期:食物を認知し、その質や量を判断し、口に運ぶ。
準備期:口に入った物を咀嚼し、飲み込みやすいように食塊を作る。
口腔期:舌運動により、食塊を口腔から咽頭に送り込む。(以降は反射的に進む)
咽頭期:咽頭に入ってきた食塊を、食道に送り込む。
食道期:食道に入ってきた食塊を、蠕動運動により胃に送り込む。
1:ぜん動運動は、咽頭期ではなく食道期です。
2:随意運動とは、自分の意思により行われる運動のことです。
食道期は、不随意運動(反射運動)です。
3・4:咀嚼と食塊の形成は、準備期に当たります。
5:食物が口に入るのは、準備期です。
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02
臨床栄養学/疾患・病態別栄養ケア・マネジメントからの出題です。
嚥下の過程は、先行期 → 準備期 → 口腔期 → 咽頭期 → 食道期 と進みます。
1:咽頭期は不随意運動(嚥下反射)が誘発されてから咽頭を通過していきます。
2:食道期は食道の蠕動運動によって通過していきます。
3:口腔期は舌を使って食物を後方に送り込みます。
4:先行期は食物認知をします。
5:正しい組み合わせです。準備期は食物を口腔内に取りこんで、咀嚼して飲み込みやすい物性にしていきます。
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03
・先行期…食べ物の形や量などを認識して食べ方を判断したり、唾液の分泌を促進します。
・準備期…食べ物を咀嚼し、飲み込みやすい形にします。
・口腔期…飲み込みやすい形にした食塊が、舌の運動により咽頭へ送られます。
・咽頭期…食塊が咽頭を通過し、気管へ入らないようにして食道へ送り込みます。
・食道期…上食道括約筋を収縮して、食道を閉鎖し、咽頭への逆流を防ぎ、胃に送りみます。
1. 咽頭期では、蠕動運動ではないので誤となります。蠕動運動は食道期で行われています。
2. 食道期は蠕動運動で不随意運動になるので誤となります。
3. 口腔期は、食塊が咽頭に送られます。咀嚼は準備期に行うので誤となります。
4. 先行期は食べ物を認識したり、唾液の分泌を促進するので誤となります。食塊の形成は準備期に行います。
5. 準備期は、食べ物を捕捉し、食塊を形成するので正となります。
よって正解は、5. となります。
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