管理栄養士の過去問
第27回
応用力問題 問192

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問題

第27回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問192 (訂正依頼・報告はこちら)

下表は、B県にあるA町の人口静態および人口動態について、B県全体と比較したものである。

下記の表におけるB県全体との比較に基づき、A町における公衆衛生活動の重点課題を検討した。正しいのはどれか。1つ選べ。
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  • 高齢者の自立支援
  • 職域における食環境整備
  • がんの一次予防
  • 妊産婦に対する食生活改善指導
  • メタボリックシンドローム対策

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1.【高齢者の自立支援】です。

以下、詳細の説明です。

1.○
以下の通り、A町の総人口に対する老年人口の割合は25%と、
B県の20%と比較しても高い割合です。
A町は5,000(老年人口)/20,000(総人口)×100=25%
B県は200,000(老年人口)/1,000,000(総人口)×100=20%
よって、高齢者の自立支援は重点課題であるといえます。

2.×
この表からは、職域における食環境整備を重点課題にすべき理由が読み取れません。

3.×
A町の悪性新生物の粗死亡率は300で、B県の280と比較すると高いです。
しかし、悪性新生物の罹患率はこの表から読み取ることができないため、
がんの一次予防を重点課題にすべきか判断することができません。

4.×
この表からは、妊産婦に対する食生活改善指導を重点課題にすべき理由が読み取れません。

5.×
この表からは、メタボリックシンドローム対策を重点課題にすべき理由が読み取れません。

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02

正解:1

老年人口が高いことから、高齢者の自立支援を検討していくことは正しいと考えられます。

2.職域における食環境整備に関する情報はこの表から読み取ることができません。

3.悪性新生物の粗死亡率が高いものの、がんの一次予防を重点課題として検討していくかどうかを判断することは難しいと言えます。

4.妊産婦に対する食生活改善指導に関する情報はこの表から読み取ることができません。

5.メタボリックシンドロームに関する情報はこの表から読み取ることができません。

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03

正解は 1 です。

1:老年人口の割合が高いため、高齢者の自立支援を行うことは適切です。

2・4・5:これらに関するデータは、この表にはありません。

3:悪性新生物の粗死亡率は少し高いですが、年齢調整死亡率はB県より低くなっています。このことから、粗死亡率が高いのは老年人口の割合が高いからであることがわかります。
よって、がんの一次予防を重点課題にする程の状況ではないと考えます。

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