管理栄養士の過去問
第26回
社会・環境と健康 問6
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
直接法による年齢調整死亡率に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 人口規模の小さな集団に適した方法である。
- 集団によらず、粗死亡率は年齢調整死亡率よりも高い。
- 標準化死亡比として算出する。
- 基準集団の年齢階級別死亡率が必要である。
- 観察集団の年齢階級別死亡率が必要である。
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この過去問の解説 (3件)
01
社会・環境と健康/健康、疾病、行動に関わる統計からの出題です。
年齢調整死亡率には直接法と間接法があります。このうち、観察集団が大きい場合には通常直接法が使われます。
直接法の年齢調整死亡率は
{観察集団の年齢階級別死亡率×基準集団の年齢階級別人口}の各年齢階級の合計/基準人口の総和
で求められます。よって、正解は 5 となります。
なお、観察集団が小さい場合には間接法の標準化死亡比で比較されることが多くなります。
また粗死亡率と年齢調整死亡率は、粗死亡率が高いこともありますし、低いこともあります。
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02
2.年齢層が高いと粗死亡率は年齢調整死亡率より高く、年齢層が低いと粗死亡率は年齢調整死亡率より低くなる傾向があります。
そのため、集団によって異なります。
3.標準化死亡比は基準集団における死亡率と観察集団における死亡率の比であり、年齢調整死亡率とは異なります。
4.直接法で年齢調整死亡率を求めるには、基礎集団の年齢階級別人口が必要です。
5.直接法は、(基礎集団の年齢階級別人口×観察集団の年齢階級別死亡率)の各年齢階級の総和÷基準集団の総人口で計算します。
つまり、観察集団の年齢階級別死亡率が必要となります。
よって、正しい答えとなります。
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03
正解は 5 です。
1 直接法は人口規模の大きな集団に適しています。
人口規模の小さな集団に適した方法は、間接法です。
2 対象集団の年齢構成の影響を受けるため、粗死亡率が年齢調整死亡率より低いこともあります。
3 標準化死亡比は間接法です。
4 基準集団の年齢階級別死亡率が必要なのは間接法です。
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