管理栄養士の過去問
第26回
社会・環境と健康 問7

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問題

第26回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

あるコホート集団において、肺がんによる死亡を5年間追跡調査した結果を、下表に示す。肺がんに対する曝露Aの寄与危険(10万人年対)である。正しいのはどれか。1つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 1 です。

社会・環境と健康/健康状態・疾病の測定と評価からの出題です。

寄与危険はリスク要因の曝露によって、罹患の危険がどれだけ増加したかをみるもので、
寄与危険度=曝露群の罹患率-非曝露群の罹患率
で求められます。

(200/20,000)-(150/30,000)=0.01-0.005=0.005
これを10万人あたりに直すと、
0.005×100,000=500
となりますので、正解は 1 と分かります。

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02

正解は 1 です。

寄与危険は要因の暴露により、疾病の発生や死亡がどれだけ増減したかを示す指標です。

暴露Aあり、なしの肺がんによる死亡率を10万人年対を求めます。
暴露Aあり:200/0.2=1000
暴露なし :150/0.3=500

寄与危険=要因暴露群の罹患率(死亡率)-非暴露群の罹患率(死亡率)で算出されるので、
1000-500=500 となります。

※表の観察人年は1万人年ですが、求めるのは10万人年対ですので、暴露Aありは、肺がんによる死亡人数を、0.2(20000/100000)で割っています。

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03

寄与危険とは、要因曝露群の疾病発生率が非曝露群の疾病発生率に対して、どのくらい増加しているかを示したものです。

したがって、求め方は下記のようになります。
要因曝露群の疾病発生率=200÷20000=1/100
非曝露群の疾病発生率=150÷30000=1/200
1/100 - 1/200 = 1/200
となります。

10万人年対であるため、
1/200 × 10万 = 500 となります。

よって、1番が正しい答えとなります。 

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