管理栄養士の過去問
第26回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問27
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
脂質とその代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- リポたんぱく質のコア部分は、リン脂質からなる。
- HDLの粒子径は、キロミクロンより大きい。
- スカベンジャー受容体は、酸化LDLを結合する。
- インスリンは、リポたんぱく質リパーゼ活性を低下させる。
- 肝臓のLDL受容体は、HMG-CoA還元酵素の阻害に伴って減少する。
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この過去問の解説 (3件)
01
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/アミノ酸・たんぱく質・糖質・脂質の代謝からの出題です。
1:リポたんぱく質は脂質とたんぱく質の複合体で、コア部分は中性脂肪とコレステロールエステルです。
2:リポたんぱくの粒子径は、キロミクロン、VLDL、LDL、HDLの順で小さくなります。
3:文章の通りです。スカベンジャーとは「清掃動物」という意味で、スカベンジャー受容体は変性LDLと結合して、正常なLDLとは結合しません。
4:リポたんぱく質リパーゼは末梢血管壁でトリアシルグリセロールを脂肪酸とグリセロールに分解します。インスリンは食後に分泌されるホルモンですので、リポたんぱく質リパーゼ活性を上昇させ、トリアシルグリセロールの細胞内取り込みを促進させます。
5:肝臓のLDL受容体は、HMG-CoA還元酵素の阻害に伴って増加します。HMG-CoA還元酵素が阻害してコレステロール合成が阻害されると、コレステロールの細胞への取り込みを増やすために肝臓のLDL受容体が増加します。
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02
1.リポたんぱく質のコア部分は、コレステロールと中性脂肪からなります。
2.HDLの粒子径は、キロミクロンより小さいです。
リポたんぱくは、
キロミクロン>VLOL>LDL>HDL
の順で小さくなります。
4.インスリンは、リポたんぱく質リパーゼ活性を上昇させます。
インスリンが活性を低下させるのは、ホルモン感受性リパーゼです。
5.肝臓のLDL受容体は、HMG-CoA還元酵素の阻害に伴って増加します。
HMG-CoA還元酵素の阻害によってコレステロール合成が減少し、コレステロールの細胞の取り込みを増やすために、肝臓のLDL受容体が増加します。
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03
2.HDLの粒子径は、キロミクロンより小さいです。
リポたんぱく質の粒子径は大きい方から、キロミクロン>VLDL>LDL>HDLとなります。
3.スカベンジャー受容体には、酸化されたLDLを取り込む働きがあり、マクロファージの細胞表面などに存在しています。
よって、正しい答えとなります。
4.インスリンは、リポたんぱく質リパーゼ活性を促進させます。
リポたんぱく質リパーゼは、リポたんぱく質に含まれるトリアシルグリセロールを脂肪細胞内で分解し、遊離した脂肪酸を細胞内に取り込みます。
5.肝臓のLDL受容体は、HMG-CoA還元酵素の阻害に伴って増加します。
HMG-CoA還元酵素が阻害されると、肝臓で合成されるコレステロールの量が減少します。すると、肝細胞がコレステロールを取り込むようにはたらき、結果的に肝臓ではLDL受容体が多く作られるようになり、血液から肝臓へLDL-コレステロールが取り込まれるようになります。
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