管理栄養士の過去問
第26回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問50

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問題

第26回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問50 (訂正依頼・報告はこちら)

病原体とそれによる疾患の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) ---- 成人T細胞白血病
  • マイコプラズマ ------------------------- 肺炎
  • ヒトパピローマウイルス ------------------ 子宮体がん
  • A群β溶血性連鎖球菌 ------------------ 胃潰瘍
  • ヘリコバクター・ピロリ ------------------- 膵臓がん

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この過去問の解説 (3件)

01

1.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、院内感染の主な病原菌で、敗血症がみられることがあります。

2.マイコプラズマとは、肺に感染して炎症を起こす菌で、マイコプラズマ肺炎になると、しつこく咳が続いたり発熱したりします。
よって、正しい答えとなります。

3.ヒトパピローマウイルスが原因となるのは、子宮頸がんです。

4.A群β溶血性連鎖球菌は、扁桃腺炎などの上気道感染の病原菌であり、感染すると、急性糸球体腎炎やリウマチ熱が続くことがあります。

5.ヘリコバクター・ピロリは胃潰瘍、胃がん、十二指腸潰瘍の危険因子です。

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02

正解は 2 です。

マイコプラズマは細菌より小さく、代表的な疾患にマイコプラズマ肺炎があります。

1.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は薬剤耐性菌で、院内感染や日和見感染を起こしやすい病原菌です。
成人T細胞白血病は、成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-1)が原因ウイルスです。

3.ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんの原因となるウイルスです。

4.A群β溶血性連鎖球菌は、喉頭炎や猩紅熱などの原因となります。

5.ヘリコバクター・ピロリは胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなどの原因となります。

参考になった数3

03

正解は 2 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/感染症からの出題です。

1:メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)との正しい組み合わせとなるのは、院内感染症です。薬剤耐性菌であるため、院内感染や日和見感染の病原菌となります。

2:正しい組み合わせです。マイコプラズマ肺炎を発症します。

3:ヒトパピローマウイルスとの正しい組み合わせは子宮頸がんです。

4:A群β溶血性連鎖球菌では、急性糸球体腎炎などの発症が考えられます。

5:ヘリコバクター・ピロリは胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんの発症につながります。

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