管理栄養士の過去問
第26回
食べ物と健康 問53
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問53 (訂正依頼・報告はこちら)
嗜好飲料に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 緑茶は、茶葉を発酵させて作る。
- ウーロン茶のタンニン量は、紅茶に比べて多い。
- ココアの苦味成分は、テアニンである。
- コーラには、カフェインが含まれない。
- 果汁100%の果実飲料は、JAS規格では果実ジュースという。
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この過去問の解説 (3件)
01
食べ物と健康/食品の分類と食品の成分からの出題です。
1.緑茶では茶葉を発酵させません。茶葉は加熱をして用います。
2.タンニン量で比較すると紅茶の方がウーロン茶よりも多く含まれています。
3.ココアの苦味成分はテオブロミンです。
4.コーラにもカフェインが含まれています。
5.正しい記載です。JAS規格で果実ジュースとは、果汁100%の果実飲料のみとされています。
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02
JAS規格では1種類の果汁で果汁100%の果実飲料を果実ジュースとしています。果汁の割合が10%以上100%未満の果実飲料になると「果汁入り飲料」になります。
1.緑茶は不発酵茶です。発酵茶には紅茶があげられます。
緑茶は釜で炒ることで酵素活性を止め(青殺)たあと、成分が出やすいように圧力をかけて揉み(揉捻)、乾燥させることで作られます。
2.紅茶よりウーロン茶の方がタンニン含量は少ないです。
タンニンとは渋み成分のあるポリフェノールの一つです。コーヒーやワインなどにも含まれています。
商品や条件にもよりますが、100mlあたり紅茶には37mg、ウーロン茶には32mg含まれています。
3.ココアの苦み成分はテオブロミンです。
テアニンはお茶に含まれるうまみ成分です。
4.コーラにはカフェインが含まれています。
他に代表的なカフェインが含まれた飲み物には、コーヒーや紅茶があげられます。
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03
JAS規格では、果汁100%の果実飲料を「果実ジュース」、果汁の割合が10%以上、100%未満の果実飲料は「果汁入り飲料」とよびます。
1.緑茶は、茶葉を発酵していません。
緑茶は、茶葉を加熱して酸化酵素失活させ、乾燥しています。
2.ウーロン茶のタンニン量は、紅茶に比べて少ないです。
浸出液100g当たりのタンニン量はウーロン茶0.03g、紅茶が0.10gです。
タンニンは渋みやえぐ味成分で、茶やワイン、柿などに多く含まれています。
3.ココアの苦味成分は、テオブロミンです。
テアニンは緑茶のうまみ成分です。
4.コーラには、カフェインが含まれます。
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