管理栄養士の過去問
第26回
食べ物と健康 問54
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問54 (訂正依頼・報告はこちら)
ビタミンAに関する記述である。( )に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。
体内に吸収されてビタミンAとしての効力を示す( a )には、ビタミンとしての効力が最も大きい( b )や、その半分の効力を示す( c ) がある。
体内に吸収されてビタミンAとしての効力を示す( a )には、ビタミンとしての効力が最も大きい( b )や、その半分の効力を示す( c ) がある。
- (a) カロテノイド ----- (b) α-カロテン -------------- (c) β-クリプトキサンチン
- (a) カロテノイド ----- (b) β-カロテン -------------- (c) α-カロテン
- (a) フラボノイド ----- (b) β-クリプトキサンチン ------ (c) α-カロテン
- (a) カロテノイド ----- (b) α-カロテン -------------- (c) β-カロテン
- (a) フラボノイド ----- (b) β-カロテン -------------- (c) β-クリプトキサンチン
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この過去問の解説 (4件)
01
a.体内に吸収されてビタミンAとして効力を示すものにはα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンがあります。カロテノイドとはそれらの色素の総称です。フラボノイドとは植物に含まれる色素で苦みや辛み成分でポリフェノールの一つです。
b.ビタミンとしての効力が最も大きいものはβ-カロテンです。
c.半分の効力を示すものにはα-カロテンとβ-クリプとキサンチンがあります。
β-カロテン等量(μg)=β-カロテン(μg)+1/2α-カロテン(μg)+1/2β-クリプとキサンチン(μg)で表されます。
よって
a.カロテノイド
b.β-カロテン
c.α-カロテン となります。
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02
a:
体内でビタミンA効力をもつものは、α-カロテン、β-カロテン、γ-カロテン、β-クリプトキサンチンなどのカロテノイドです。
フラボノイドは色素でビタミンAではありません。
b:
ビタミンとして効力が最も大きいのは、β-カロテンです。
c:
α-カロテン、γ-カロテン、β-クリプトキサンチンはβ-カロテンの半分の効力を示します。
以上のことから、
aには、カロテノイド
bには、β-カロテン
cには、α-カロテン、γ-カロテン、β-クリプトキサンチンのいずれかが入ります。
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03
食べ物と健康/食品の機能からの出題です。
日本食品標準成分表にはビタミンAの欄に、ビタミンA効力を示すレチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプロキサンチンの値が示されています。このうちα-カロテンとβ-クリプトキサンチンはβ-カロテンの1/2の効力しかありません。
これらはカロテン類に属します。カロテン類とキサントフィル類をあわせて、カロテノイドと言います。
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04
また、それぞれの関係は、
β-カロテン当量(μg)=β-カロテン(μg)+1/2α-カロテン(μg)+1/2クリプトキサンチン(μg)
の式で表されます。
フラボノイドは色素であり、ビタミンではありません。
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