管理栄養士の過去問
第26回
基礎栄養学 問83
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問83 (訂正依頼・報告はこちら)
脂肪酸の体内代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ドコサヘキサエン酸は、炭素数20の脂肪酸である。
- リノール酸は、飽和脂肪酸から生成される。
- オレイン酸は、必須脂肪酸である。
- アラキドン酸は、α-リノレン酸から生成される。
- エイコサノイドには、血小板凝集を阻害するものがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
基礎栄養学/脂質の栄養からの出題です。
1.ドコサヘキサエン酸は炭素数22のn-3系多価不飽和脂肪酸です。
2.リノール酸は必須脂肪酸の一つで、体内で合成されないため食事から摂取する必要があります。
3.オレイン酸は必須脂肪酸ではなく、ステアリン酸から体内で合成が可能です。
4.アラキドン酸はリノール酸から生成されます。
5.正しい記載です。エイコサイドとは生理活性物質のことで、炭素数が20の多価不飽和脂肪酸から生成されます。血管収縮や血小板凝集阻害作用などを持つものがあります。
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02
エイコサノイドには血小板凝集を阻害するものがあります。
血小板凝集を阻害するもの…プロスタサイクリンなどがあります。
血小板凝集を促進するもの…トロンボキサン、プロスタグランジンなどがあります。
1.ドコサヘキサエン酸は炭素数22の脂肪酸です。
炭素数20の脂肪酸…エイコサペンタエン酸、アラキドン酸、エイコサトリエンサンなどがあります。
2.リノール酸は必須脂肪酸なので体内では作ることができません。
3.オレイン酸は必須脂肪酸ではありません。必須脂肪酸とは、α-リノレン酸、リノール酸、アラキドン酸(リノール酸から作ることができるので必須脂肪酸に分類されないことがあります)です。
4.アラキドン酸は、リノール酸から生成されます。
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03
エイコサノイドは炭素数20の多価不飽和脂肪酸から生成される生理活性物質です。
エイコサノイドには血小板凝集を阻害するものと、促進するものがあります。
血小板凝集を阻害するものには、プロスタサイクリンやプロスタグランジン、促進するものには、トロンボキサンがあります。
1.ドコサヘキサエン酸は、炭素数22の脂肪酸です。
炭素数20の脂肪酸はアラキドン酸やエイコサペンタエン酸です。
2.リノール酸は、必須脂肪酸で体内での合成ができないので、飽和脂肪酸から生成されません。
3.オレイン酸は、必須脂肪酸ではありません。
必須脂肪酸はリノール酸とα-リノレン酸です。
4.アラキドン酸は、リノール酸から生成されます。
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