管理栄養士の過去問
第26回
基礎栄養学 問85
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問85 (訂正依頼・報告はこちら)
ビタミンの栄養学的機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ビタミンAは、アミノ酸代謝の補酵素として働く。
- ビオチンには、抗酸化作用がある。
- ビタミンCが欠乏すると、出血傾向がみられる。
- ビタミンB1が欠乏すると、血中の乳酸が減少する。
- ビタミンDは、脾臓で活性型に変換される。
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この過去問の解説 (3件)
01
基礎栄養学/ビタミンの栄養からの出題です。
1.アミノ酸代謝の補酵素として働くのはビタミンB6です。
2.ビオチンには抗酸化作用はありません。
3.正しい記載です。ビタミンC不足によってコラーゲンの生成がうまくいかないと、血管壁がもろくなり出血傾向となります。
4.ビタミンB1が不足するとピルビン酸からアセチルCoAへの反応が滞り、結果乳酸が体内に蓄積します。
5.ビタミンDは肝臓や腎臓で活性型に変換されます。
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02
ビタミンCが欠乏するとコラーゲンの生成が阻害され、結合組織(血管細胞)が弱くなり出血傾向となります。
1.アミノ酸代謝の補酵素として働くのは、ビタミンB6です。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の維持、抗酸化作用などがあります。
2.抗酸化作用があるのは、ビタミンAやビタミンE、ビタミンC等です。
ビオチンは、カルボキシラーゼの補酵素です。
4.ビタミンB1が欠乏すると、血中の乳酸が増加します。
ビタミンB1は糖代謝の補酵素で、欠乏すると解糖系での代謝が滞り、乳酸が蓄積されます。
5.ビタミンDは、肝臓と腎臓で活性型に変換されます。
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03
正解:3
ビタミンCが少なくなると、コラーゲンを生成できなくなります。そのため結合組織がもろくなって血管が破れやすくなってしまい、出血傾向にあることが考えられます。
1.アミノ酸代謝の補酵素として働くのはビタミンB6です。ビタミンAは目の保護や粘膜に働きかけます。
2.抗酸化作用はビタミンACEなどがあげられます。ビオチンには糖代謝を助けたり、皮膚粘膜の健康維持を助ける役割があります。
4.ビタミンB1が欠乏すると、血中の乳酸は増加します。ビタミンB1が欠乏すると、解糖系の代謝でピルビン酸が生産されます。このピルビン酸から乳酸が作られます。よって、血中の乳酸が増えるのは、ビタミンB1が欠乏したときと考えられます。
5.ビタミンDは肝臓や腎臓で活性型に変換されています。
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