管理栄養士の過去問
第26回
基礎栄養学 問86
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問86 (訂正依頼・報告はこちら)
脂溶性ビタミンの代謝と栄養学的機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ビタミンEの過剰では、頭蓋内圧が亢進する。
- ビタミンKの欠乏では、血液が凝固しやすくなる。
- 活性型ビタミンDは、核内受容体に結合して作用する。
- ビタミンAの欠乏では、溶血性貧血が起こる。
- 活性型ビタミンDの生成は、副甲状腺ホルモン(PTH)により抑制される。
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この過去問の解説 (3件)
01
基礎栄養学/ビタミンの栄養からの出題です。
ビタミンEの過剰では出血傾向が知られています。頭蓋内圧亢進が起こるのはビタミンAの過剰です。
ビタミンKには血液凝固作用があるため、不足では血液が凝固しにくくなります。
正しい記載です。活性型ビタミンDは、標的細胞の細胞核内にあるビタミンD受容体に結合します。
溶血性貧血はビタミンEの不足で起こります。ビタミンAの不足では夜盲症が知られています。
副甲状腺ホルモンはカルシウムとリンの代謝に関与していて、ビタミンDを活性化します。つまり。活性型ビタミンDの生成は、副甲状腺ホルモンによって促進されます。
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02
正解:活性型ビタミンDは、核内受容体に結合して作用する。
頭蓋内圧が亢進するのはビタミンAです。ビタミンEの過剰摂取では、吐き気や下痢、肝機能夜勤力の低下などが報告されています。また、骨粗鬆症のリスクが高まるとの報告もあります。
ビタミンKを摂取することで血液が凝固されやすくなります。ビタミンK欠乏になると新生児メレナや、出血傾向になります。
活性型ビタミンDは核内受容体に結合することで、たんぱく質の合成を促したりします。
ビタミンAの欠乏症には、夜盲症が代表的です。溶血性貧血にはビタミンEの欠乏で起こります。
活性型ビタミンDの生成は、副甲状腺ホルモン(PTH)により促進されます。PTHは副甲状腺から分泌されており、ビタミンDやカルシトニンなどとともに、骨の形成に役立っています。
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03
正解は 「活性型ビタミンDは、核内受容体に結合して作用する。」です。
頭蓋内圧が亢進するのは、ビタミンAの過剰摂取です。
ビタミンKの欠乏では、血液が凝固しにくくなります。
活性型ビタミンDは核内にある受容体と結合して、特定の遺伝子の発現を調節します。
溶血性貧血が起こるのは、ビタミンEの欠乏です。
活性型ビタミンDの生成は、副甲状腺ホルモン(PTH)により促進されます。
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