管理栄養士の過去問
第26回
応用栄養学 問90
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問90 (訂正依頼・報告はこちら)
栄養アセスメントに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 上腕筋面積は、内臓脂肪量を反映する。
- 尿中クレアチニン排泄量を用いて、推算糸球体濾過量(eGFR)を算出する。
- 血清アルブミン値は、骨格筋量を反映する。
- 尿中尿素排泄量は、高たんぱく質食摂取で増加する。
- 血清トランスサイレチンは、静的栄養アセスメントの指標である。
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この過去問の解説 (3件)
01
応用栄養学/栄養ケア・マネジメントからの出題です。
1.上腕筋面積は筋肉量を反映します。
2.推算糸球体濾過量は血清クレアチニン値を使って算出します。
3.骨格筋量を反映するのは尿中クレアチニン排泄量です。血清アルブミン値はたんぱく質の栄養状態を反映します。
4.正しい記載です。
5.血清トランスサイレチンは動的栄養アセスメントの指標となります。
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02
尿素は体内で分解されたたんぱく質の最終代謝産物で、尿中に排出されます。
高たんぱく質食摂取で尿中尿素排泄量は増加します。
1.上腕筋面積は、骨格筋量を反映します。
内臓脂肪量を反映するのは、腹囲やウエスト・ヒップ比等です。
2.推算糸球体濾過量(eGFR)の算出には血清クレアチニン値を用います。
3.血清アルブミン値は、内臓たんぱく質を反映します。
5.血清トランスサイレチンの半減期は3~4日で短期なので、動的栄養アセスメントの指標です。
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03
たんぱく質は分解されるとアンモニアが作られ尿素回路によって代謝されると尿素が生成されます。よって、高タンパク質摂取をすると尿中尿素排泄量は増加すると言えます。
1.上腕筋面積は骨格筋量を反映します。内臓脂肪量はウエスト周囲径やCTスキャン、上腕三等筋の皮下脂肪厚などが反映されて評価します。
2.推算糸球体濾過量は血清クレアチニン値を用いて算出されます。
3.血清アルブミン値は、内蔵たんぱく質量を反映します。
5.血清トランスサイレチンは動的栄養アセスメントの指標です。静的栄養アセスメントの例には身長体重、BMI、血清アルブミンなどが挙げられます。
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