管理栄養士の過去問
第26回
応用栄養学 問92
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問92 (訂正依頼・報告はこちら)
日本人の食事摂取基準(2010年版)の活用の基礎理論に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
- 食事制限がある対象者には、治療ガイドラインを優先して用いる。
- 栄養素の摂取源として、いわゆる健康食品は含まれない。
- 習慣的な摂取量の基準を示すものである。
- 示された数値の信頼度は、栄養素間で同じである。
- 栄養素の特性による優先順位は、存在しない。
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この過去問の解説 (3件)
01
治療ガイドラインを優先して用いる対象は、食事制限がある対象者です。
日本人の食事摂取基準(2010年版)は習慣的な摂取量の基準を示すものです。
2.栄養素の摂取源とは、食事として経口摂取したものが対象になるので、健康食品なども含まれます。
4.栄養素によって算定方法は違います。栄養素感では数値の信頼度は異なります。
5.厚生労働省では栄養素の特性から考えて優先順位はエネルギー、たんぱく質、脂質、五訂増補日本食品標準成分表に収載されているその他の栄養素(推定平均必要量、推奨量または目安量が策定されている栄養素)、五訂増補日本食品標準成分表に収載されているその他の栄養素(目標量が策定されている栄養素)、五訂増補日本食品標準成分表に収載されていない栄養素の順が望ましいと考えられています。
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02
1.疾患の予防や疾患により、食事指導や食事制限、食事療法がある対象者には、治療ガイドラインを優先して用いられます。
2.栄養素の摂取源は、食事等で経口摂取されたものに含まれているものです。
いわゆる健康食品等の栄養素も摂取源になります。
3.日本人の食事摂取基準は習慣的な摂取量の基準を示すものです。
4.示された数値の信頼度は、栄養素間で同じではありません。
栄養素によって数値の信頼度等が違います。
5.栄養素の優先順位は、エネルギー、たんぱく質、脂質、日本食品標準成分表に収載されているその他の栄養素(推定平均必要量、推奨量、目安量が策定されている栄養素)、日本食品標準成分表に収載されているその他の栄養素(目標量が策定されている栄養素)の順です。
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03
応用栄養学/食事摂取基準の基礎的理解からの出題です。
なお、現在最新なのは「日本人の食事摂取基準2015年版」となります。
1.正しい記載です。健常人を対象としているものですので、食事制限がある対象者には治療を優先します。
2.いわゆる健康食品は一般食品と区別されているものではありませんので、摂取源として含まれます。
3.正しい記載です。
4.各栄養素について科学的根拠に基づいて算出しており、栄養素間の信頼度は同じとはいえません。
5.優先順位は存在します。エネルギーが優先され、次いでたんぱく質、脂質となります。
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