管理栄養士の過去問
第26回
応用栄養学 問95
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問題
第26回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
妊娠期に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 妊娠高血圧症候群の予防には、食塩摂取量として12 g/日以下が勧められる。
- 非妊娠時に比べて、インスリン抵抗性は低下する。
- 妊娠時に最も多くみられる貧血は、巨赤芽球性貧血である。
- ビタミンB12欠乏により、ウェルニッケ・コルサコフ症候群が起こる。
- 妊娠糖尿病は、将来糖尿病を発症するリスクが高い。
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この過去問の解説 (3件)
01
応用栄養学/妊娠期、授乳期からの出題です。
1.妊娠高血圧症候群の予防として勧められる食塩摂取量は10g/日以下です。
2.妊娠中期以降では非妊娠期に比べてインスリン抵抗性が上昇します。
3.妊娠期には鉄欠乏性貧血が最も多くみられます。
4.ウェルニッケ・コルサコフ症候群はビタミンB1の欠乏によって起こります。
5.正しい記載です。
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02
1.妊娠高血圧症候群の予防には、食塩摂取量として10g/日以下が勧められています。
妊娠高血圧症候群と診断された場合は、食塩摂取量を7~8g/日となります。
2.非妊娠時に比べて、インスリン抵抗性は上昇し、妊娠中は血糖値が上昇しやすくなります。
3.妊娠時に最も多くみられる貧血は、鉄欠乏性貧血です。
4.妊娠中の悪阻等により、ビタミンB1が欠乏しやすくなりウェルニッケ・コルサコフ症候群が起こります。
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03
妊娠糖尿病は、将来糖尿病を発症するリスクが高くなります。
1.妊娠高血圧症候群の予防には、食塩摂取量として10g/日以下がすすめられています。高血圧症候群と診断された場合には極端な塩分制限はすすめられませんが、7〜8g/日に制限されています。
2.妊娠中は非妊娠時に比べて血糖値が高くなりやすいです。そのため、インスリン抵抗性も高くなります。
3.妊娠時に最も多くみられる貧血は、鉄欠乏性貧血です。妊娠すると鉄分は優先的に胎児に運ばれるので、鉄の摂取が少ないと貧血になりやすくなります。
また妊婦・授乳婦には鉄分の付加量が設定されており初期と授乳婦は+2.5mg、中期・後期は+15.0mgです。巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸の欠乏で起こることがあります。
4.ウェルニッケ・コルサコフ症候群はビタミンB1欠乏により起こります。ビタミンB12欠乏は巨赤芽球性貧血(悪性貧血)が考えられます。
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