管理栄養士の過去問
第26回
応用栄養学 問101

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問題

第26回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問101 (訂正依頼・報告はこちら)

生活習慣病予防に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 食事調査における過小申告の程度は、肥満度の影響を受ける。
  • 肥満度と血清尿酸値の間には、負の相関関係がある。
  • エネルギー摂取量の過不足の評価は、血糖値により判断する。
  • 食物繊維の目標量(DG)は、10 g/日以上である。
  • 皮下脂肪は、内臓脂肪より分解されやすい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:1

食事調査における過小申告の程度は、肥満度の影響を受けます。肥満傾向にある人は、実際食べた量より少なく申告したり、体重をごまかすといったことがあります。

2.肥満度と血清尿酸値の間には、正の相関関係があります。

3.エネルギー摂取量の過不足の評価は、BMIや体重変化により判断します。

4.日本人の食事摂取基準2015年版では、食物繊維の目標量は改訂されています。これまで、18歳以上に男性19g/日以上、女性17g/日以上とされていましたが、新たに6〜17歳にも目標量が設定されており年齢・性別によって摂取目標量は違っております。
男性6〜7歳:11g/日以上 男性8〜9歳:12g/日以上 男性10〜11歳:13g/日以上 男性12〜14歳:17g/日以上 男性15〜17歳・70歳以上:19g/日以上 男性18〜69歳:20g/日以上
女性6〜7歳:10g/日以上 女性8〜9歳:12g/日以上 女性10〜11歳:13g/日以上 女性12〜14歳:16g/日以上 女性15〜17歳・70歳以上:17g/日以上 女性18〜69歳:18g/日以上 とされています。

5.皮下脂肪は、内臓脂肪に比べて分解されにくいです。

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02

正解は 1 です。

応用栄養学/成人期からの出題です。

1.正しい記載です。肥満度の高い人の方が過少申告傾向にあることが知られています。

2.肥満度と血清尿酸値に間には正の相関関係があります。

3.エネルギー摂取量の過不足はBMIや体重変化から判断します。

4.食物繊維の目標量は、18~69歳の男性で20g/日以上、女性で18g/日以上です。

5.内臓脂肪は皮下脂肪よりも分解されやすく、メタボリックシンドロームの食事指導は有効に働きます。

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03

正解は 1 です。

食事調査における過小申告の程度は、肥満度の影響を受け、過少申告の程度が大きいほど、肥満度が高くなります。

2.肥満度と血清尿酸値の間には、正の相関関係があります。

3.エネルギー摂取量の過不足の評価は、BMIにより判断します。

4.食物繊維の目標量(DG)は、18歳以上69歳以下の男性:20g/日以上、18歳以上69歳以下の女性:18g/日以上(日本人の食事摂取基準2015年版)です。
その他の年齢はそれぞれ上記以下の目標量です。
参考: http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/0000041955.pdf
14ページ 食物繊維の食事摂取基準(g/日)

5.皮下脂肪は、内臓脂肪より分解されにくいです。

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