管理栄養士の過去問
第26回
臨床栄養学 問146

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問題

第26回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問146 (訂正依頼・報告はこちら)

クリティカルケアに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 外傷時には、たんぱく質異化が亢進する。
  • 全身性炎症反応症候群(SIRS)では、エネルギー代謝が亢進する。
  • 肝性脳症発現時には、血中分枝アミノ酸が増加する。
  • 熱傷患者では、血管透過性が亢進する。
  • 熱傷患者では、水分喪失量が増加する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

臨床栄養学/疾患・病態別栄養ケア・マネジメントからの出題です。

1.正しい記載です。外傷の創傷部を治療するために代謝が異化に傾きます。

2.正しい記載です。炎症ではエネルギー代謝が亢進します。

3.肝性脳症発現時では肝臓でのアミノ酸代謝能力が低下しているので、筋肉で分枝アミン酸が使われ、減少します。

4.正しい記載です。熱傷の強い炎症により、血管透過性が亢進します。

5.正しい記載です。熱傷では体表や粘膜のバリア機能が損なわれ、脱水が起こりやすくなります。

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02

正解は 3 です。

肝性脳症発現時には、血中分枝アミノ酸は減少し(他のアミノ酸とは違い主に筋肉で代謝される為)、芳香族アミノ酸は増加します。
これによりフィッシャー比は低下します。

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03

3.肝性脳症発現時には、血中分枝アミノ酸が低下します。

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