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管理栄養士の過去問 第25回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問39

問題

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[ 設定等 ]
心不全に関する記述である。正しいのはどれか。
   1 .
左心不全では、心拍出量が減少する。
   2 .
右心不全では、肺水腫が起こる。
   3 .
左心不全では、レニン分泌が低下する。
   4 .
甲状腺機能低下症では、高拍出性心不全を呈す。
   5 .
血漿BNP(brain natriuretic peptide)濃度は、低下する。
( 第25回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問39 )
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この過去問の解説 (3件)

11
正解は1.【左心不全では、心拍出量が減少する。】です。

以下、詳細の説明です。

1.○
左心不全は左室のポンプ機能が低下し、
拍出量が低下して十分な血液を大動脈に送り出せない病態です。

2.×
右心不全ではなく、左心不全で肺水腫が起きます。
肺水腫とは、
血液の液体成分が肺の血管の外へ滲み出した状態です。
左心不全では肺うっ血がみられますが、これが進行すると肺水腫となります。
なお、右心不全は、右心の機能低下により右心の拍出量低下と
体静脈うっ血を起こす病態です。

3.×
左心不全では、血流量を増やすためにレニン分泌が増加します。
レニンは血液中のアンジオテンシノーゲンに働いて、
血圧を上昇させるアンジオテンシンを作る働きを持ちます。

4.×
甲状腺機能低下症ではなく、甲状腺機能亢進症で高拍出性心不全を呈します。
甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンが多量に分泌され、
全身の代謝が高まる病態です。
よって、高拍出性心不全(高心拍出状態下で全身ないしは肺のうっ血状態を生じる病態)
になりやすいです。
なお、甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンの分泌が低下して活動性が低下する病態)では、
低拍出性心不全を呈します。

5.×
心不全では、血漿BNP濃度は上昇します。
BNPは正式には「脳性ナトリウム利尿ペプチド」という名称で、
心臓の中で生成されるホルモンです。
血管拡張作用と強い利尿作用を持ち、
心不全の状態で見られるうっ血の解消に働きます。

付箋メモを残すことが出来ます。
3
正解は 1 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/循環器系からの出題です。

1.正しい記載です。心不全は心筋の収縮力の低下によって心拍出量が低下します。

2.肺浮腫は左心不全でみられます。右心不全では肺に十分な血液を送り出すことができなくなります。

3.左心不全ではレニン分泌が増加します。腎血流量が減少することでレニンーアンドステロン系が働きます。

4.高拍出性心不全を呈するのは、甲状腺機能亢進症によって頻脈となった場合です。

5.BNPは主に心室で合成・分泌されるホルモンで、心不全では濃度が上昇します。

2
左心は体循環を担っており、左心不全により心拍量の減少がみられます。
右心不全は静脈血がうっ滞するため、下肢の浮腫や胸水、腹水がみられます。

1.○ 左心不全では心拍出量の低下がみられ、各臓器に障害が生じます。

2.× 左心不全では肺循環で血液がうっ滞します。肺胞内へ水分が漏れ出し肺水腫が起こります。

3.× レニンは血圧を上昇させるホルモンです。左心不全では、レニン分泌が増加します。

4.× 甲状腺機能亢進症では、高拍出性心不全を呈すことがあります。

5.× 血漿BNPは脳性ナトリウム利尿ペプチドといわれる心室から分泌されるホルモンです。心室に負担がかかると分泌されるため心不全では濃度が上昇します。

よって正解は1です。

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