管理栄養士の過去問
第25回
食べ物と健康 問51
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問51 (訂正依頼・報告はこちら)
米に関する記述である。正しいのはどれか。
- 100g当たりのたんぱく質含量は、水稲に比べ、陸稲で多い。
- 100g当たりのビタミンB1含量は、七分つき米に比べ、精白米で多い。
- 「五訂増補日本食品標準成分表」において、うるち米ともち米は、別項目として収載されている。
- 100g当たりのアミロース含量は、うるち米に比べ、もち米で多い。
- 100g当たりの脂質含量は、胚芽米に比べ、精白米で多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.× 100g当たりのビタミンB1含量は、七分つき米が0.24mg、精白米が0.08mgで七分つき米の方が多いです。ビタミンB1は糖質の代謝に必要なビタミンです。
3.×「五訂増補日本食品標準成分表」において、うるち米ともち米は、同じ項目として収載されています。
4.× うるち米はアミロース20%、アミロペクチン80%、もち米はアミロペクチン100%です。よってアミロース含量は、うるち米が多いです。
アミロペクチンはグルコースが枝分かれした構造であるため、もち米の粘りを形成します。
5.× 100gあたりの脂質含量は、胚芽米が2.0g、精白米が0.9gと胚芽米が多くなっています。
よって正解は1です。
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02
以下、詳細の説明です。
1.○
100g当たりのたんぱく質含量は、水稲(穀粒・精白米)で6.1%、
陸稲(穀粒・精白米)で9.3%のため、陸稲の方が多いです。
(日本食品標準成分表2015年版(七訂)に基づくデータです。)
2.×
100g当たりのビタミンB1含量は、
7分つき(水稲・穀粒)で0.24mg、精白米(水稲・穀粒)で0.08mgのため、
精白米の方が少ないです。
(日本食品標準成分表2015年版(七訂)に基づくデータです。)
3.×
「五訂増補日本食品標準成分表」において、うるち米ともち米は、
同項目として収載されています。
4.×
うるち米がアミロペクチン約80%、アミロース約20%であるのに対し、
もち米はアミロペクチンがほぼ100%です。
このアミロペクチンがもち米の粘りのもととなります。
5.×
100g当たりの脂質含量は胚芽米で2.0g、精白米で0.9gのため、
精白米の方が少ないです。
(日本食品標準成分表2015年版(七訂)に基づくデータです。)
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03
1:100g当たりのたんぱく質含量は、水稲が6.1%に比べて、陸稲では9.2%のため陸稲の方が多いです。
2:100g当たりのビタミンB1含量は、七分つき米に比べ、精白米の方が3/1ほど少ないです。
3:「五訂増補日本食品標準成分表」において、うるち米ともち米は、同項目に収載されています。
4:うるち米は、アミロペクチン80%、アミロース20%です。もち米は、アミロペクチンがほぼ100%のため、うるち米の方がアミロペクチン含量が多いです。
5:100g当たりの脂質含量は、胚芽米に比べ、精白米は胚芽米の約1/2程度少ないです。
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