管理栄養士の過去問
第25回
食べ物と健康 問55
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問55 (訂正依頼・報告はこちら)
ビタミンに関する記述である。正しいのはどれか。
- コレカルシフェロールは、乾しいたけに含まれる。
- ビタミンB12は、動物性食品には含まれない。
- フィロキノンは、腸内細菌によって産生される。
- ビオチンは、生卵白中のアビジンと強く結合する。
- レチノールは、トマトに含まれる。
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この過去問の解説 (3件)
01
以下、詳細の説明です。
1.×
コレカルシフェロール(ビタミンD₃)は動物に存在する7-デヒドロコレステロールから生成されます。
干しシイタケに含まれているのは、エルゴカルシフェロール(ビタミンD₂)です。
2.×
ビタミンB₁₂は、植物性食品には含まれません。
魚類に多く含まれています。
3.×
フィロキノン(ビタミンK₁)は植物食品に含まれ、海藻類や緑黄色野菜、豆類に含まれています。
腸内細菌によって産生されるのはメナキノン類(ビタミンK₂類)で、納豆、鶏卵、チーズなどにも含まれています。
4.○
ビオチンは生卵白中のアビジンと非常に強く結合していますが、熱処理によって遊離します。
5.×
トマトには生食向けの桃色種、加工用の赤色種があります。
桃色種はカロテンを、赤色種はリコピンを多く含みます。
レチノールは、動物性食品に含まれます。
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02
1:干しシイタケに含まれているのは、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)です。
2:ビタミンB12は、動物性食品にのみ含まれています。
3:フィロキノン(ビタミンK1)は、植物性食品に含まれています。腸内細菌によって産生されるのは、メナキノン(ビタミンK2)です。
4:〇
5:トマトに含まれているのは、リコピンです。
レチノールは、魚類などの動物性食品含まれています。
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03
食べ物と健康/食品の機能からの出題です。
1.ビタミンDにはD2(エルゴカルシフェロール)とD3(コレカルシフェロール)があります。D2(エルゴカルシフェロール)はきのこ類に多いのですが、出題選択肢のD3(コレカルシフェロール)は魚肉類に多く含まれます。
2.ビタミンB12は植物性食品にあまり含まれていないことから、菜食主義者などには欠乏症予防の必要性があるビタミンです。
3.ビタミンKにはK1(フィロキノン)とK2(メナキノン)があります。メナキノンは腸内細菌によって産生されるのですが、出題選択肢のフィロキノンは緑色野菜や植物油に含まれています。
4.記載の通りです。ビオチンはビタミンB群の一種で、生卵白中の糖たんぱく質であるアビシンとビオチンが結合して吸収を阻害するため、生卵白を食べ過ぎるとビオチン欠乏になります。
5.レチノールはビタミンAのことで、動物性食品に含まれています。トマトに含まれる形では、βカロテンやリコピンとなります。
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