管理栄養士の過去問
第25回
食べ物と健康 問71
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
大腸菌群に関する記述である。正しいのはどれか。
- 35℃では、増殖できない。
- 腸管出血性大腸菌O157は、含まれない。
- 乳糖を分解して、酸とガスを生産する。
- 培養する条件によっては、芽胞を作る。
- 検査の条件は、嫌気培養である。
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この過去問の解説 (3件)
01
以下、詳細の説明です。
1.×至適発育温度は35~38℃のため、35℃では増殖します。
感染予防のためには、75℃、1分以上の加熱が有効です。
2.×
腸管出血性大腸菌O-157も、大腸菌に含まれます。
ヒトに下痢を起こす大腸菌の一種で、重症化すると溶血性尿毒症が認められます。
3.○
大腸菌は、グラム陰性で運動性または非運動性の無芽胞桿菌です。
乳糖を分解して、酸とガスを産生します。
ヒトに下痢を起こす大腸菌としては、
病原性の違いにより、次の5種類が知られています。
①腸管病原性大腸菌
②腸管組織侵入性大腸菌
③腸管毒素原生大腸菌
④腸管出血性大腸菌
⑤腸管付着性大腸菌
4.×
大腸菌は無芽胞桿菌です。
5.×
大腸菌群は、通性嫌気性菌のため、好気培養で検査します。
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02
食べ物と健康/食品の安全性からの出題です。
1.大腸菌群は中温細菌であるため、35℃付近は活発に増殖する温度帯です。
2.腸管出血性大腸菌O157も、大腸菌群に含まれます。
3.記載の通りです。
4.大腸菌群は芽胞を形成する菌ではありません。
5.大腸菌群は好気性、または通性嫌気性であるため、好気培養で検査を行います。
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03
1:至適発育温度は35~38℃のため、35℃で増殖できます。
2:腸管出血性大腸菌O157は含まれています。
3:〇
4:大腸菌群は、芽胞はつくりません。
5:大腸菌群は、通性嫌気性菌です。そのため検査の条件は、好気培養です。
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