管理栄養士の過去問
第25回
基礎栄養学 問76
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問76 (訂正依頼・報告はこちら)
栄養素に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 摂取した栄養素は、生体内に蓄積されることはない。
b 摂取した栄養素は、生体内において他の栄養素に転換されることはない。
c 栄養素の必要量は、他の栄養素や摂取量によって変わることがある。
d 栄養素には、遺伝子の発現を調節するものがある。
a 摂取した栄養素は、生体内に蓄積されることはない。
b 摂取した栄養素は、生体内において他の栄養素に転換されることはない。
c 栄養素の必要量は、他の栄養素や摂取量によって変わることがある。
d 栄養素には、遺伝子の発現を調節するものがある。
- bとc
- aとc
- aとb
- cとd
- aとd
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この過去問の解説 (3件)
01
a.×
栄養素によっては、生体内に蓄積されやすいものがあります。
例としては、脂溶性ビタミンが挙げられます。
b.×
摂取した栄養素は、生体内において他の栄養素に転換されることがあります。
例えば、タンパク質の分解によって生じたアミノ酸の一部は筋肉内で消費されますが、
多くは糖原性アミノ酸と呼ばれ、肝臓に運ばれて糖新生の原料となります。
c.○
例えば、ビタミンB₁はエネルギー代謝に関与するビタミンで、
摂取エネルギー量(炭水化物や脂肪の摂取量)によって必要量が変わります。
d.○
例えば、ビタミンAやビタミンDなどの脂溶性ビタミンは、
副腎皮質ホルモンなどのステロイドホルモンと同様の機構で遺伝子の転写を促進します。
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02
基礎栄養学/栄養の概念からの出題です。
a:栄養素の中には蓄積されやすいものとされにくいものがあります。例えば脂溶性ビタミンは蓄積されやすいことで知られています。
b:一部の栄養素は他の栄養素に転換されます。
c:正しい記載です。例えば他の栄養素の代謝に関わるものであれば、その摂取量に応じて必要量は変わります。
d:正しい記載です。遺伝子の発現を促進することで生体調節を行うといったことがあります。
よってcとdが正しい記載であるとわかり、正解は 4 となります。
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03
a:摂取した栄養素は、生体内に蓄積されることがあります。
b:摂取した栄養素は、生体内において他の栄養素に転換されることがあります。
c:〇
d:〇
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