管理栄養士の過去問
第25回
基礎栄養学 問79
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問79 (訂正依頼・報告はこちら)
糖質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。
- 食後には、肝臓におけるグルコースの利用が増大する。
- 脳におけるグルコースの利用には、ビタミンB1は必要ではない。
- 空腹時には、骨格筋へのグルコースの取り込みが増大する。
- 血糖値が低下すると、グルカゴン分泌が抑制される。
- 脳におけるグルコースの利用は、血糖値の影響を受けない。
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この過去問の解説 (3件)
01
基礎栄養学/炭水化物の栄養からの出題です。
1.正しい記載です。グルコースは肝臓でエネルギー源やグリコーゲンの素材として利用されるため、食後には利用が増大します。
2.ビタミンB1は糖質代謝に必要なビタミンで、脳における利用でも必要となります。
3.空腹時には脳へのグルコース供給が優先され、骨格筋への取り込みは低下します。
4.グルカゴンは血糖値を上昇させるホルモンですので、血糖値が低下すると分泌は促進されます。
5.脳のエネルギーの多くはグルコースですので、血糖値の影響を受けます。
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02
1:〇
2:脳におけるグルコースの利用には、ビタミンB1が必須です。
3:骨格筋へのグルコースの取り込みが増大するのは、食後です。
4:血糖値が低下すると、グルカゴン分泌が促進され血糖値の増加を促します。
5:脳におけるグルコースの利用は、血糖値の影響を受けます。
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03
以下、詳細の説明です。
1.○
食後、肝臓は血液中のグルコースを取り込み、グリコーゲンに合成します。
2.×
脳におけるグルコースの利用にはビタミンB₁が必要であり、
脳神経系の正常な働きに関係しています。
3.×
食後に骨格筋へのグルコースの取り込みが増大し、
グリコーゲンに変換して蓄えます。
4.×
血糖値が低下すると、グルカゴン分泌が促進されます。
グルカゴンは膵臓から分泌され、血糖値を上昇させる働きがあります。
5.×
脳におけるグルコースの利用は、血糖値の影響を受けます。
血糖値が低下している状態では脳に十分なグルコースが供給できず、
脳がエネルギー不足になります。
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