管理栄養士の過去問
第25回
基礎栄養学 問88
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問88 (訂正依頼・報告はこちら)
エネルギー代謝に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 1 kgの水(14.5 ℃)の温度を1 ℃上げるのに必要なエネルギー量は1 kcalである。
b 基礎代謝量は、体重よりも除脂肪体重との相関が高い。
c 食物摂取により発生した熱エネルギーは、運動に利用できる。
d 1日のエネルギー消費量は、骨格筋より脂肪組織の方が大きい。
a 1 kgの水(14.5 ℃)の温度を1 ℃上げるのに必要なエネルギー量は1 kcalである。
b 基礎代謝量は、体重よりも除脂肪体重との相関が高い。
c 食物摂取により発生した熱エネルギーは、運動に利用できる。
d 1日のエネルギー消費量は、骨格筋より脂肪組織の方が大きい。
- aとb
- aとc
- cとd
- bとc
- aとd
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この過去問の解説 (3件)
01
基礎栄養学/エネルギー代謝からの出題です。
a:正しい記載です。
b:正しい記載です。除脂肪体重とはつまり主に筋肉や骨のことですので、エネルギー代謝の活発な筋肉との相関が高いことが分かります。
c:食物摂取によって発生した熱エネルギーは食事誘発性体熱産生といい、運動のエネルギーには利用されません。
d:骨格筋でのエネルギー消費量の方が大きくなります。
よって正しい記載はaとbであるとわかり、正解は 1 となります。
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02
以下、詳細の説明です。
a.〇
その通りです。
国際規約ではエネルギーの単位はジュール(J)に統一しており、
日本食品標準成分表ではカロリーとジュールを併記しています。
b.〇
除脂肪組織は脂肪組織に比べてエネルギー代謝が活発であるため、
除脂肪体重が重い人ほど基礎代謝量は多いです。
c.×
食物摂取により発生した熱エネルギーは、体温の維持に利用できます。
なお、食物摂取で消費するエネルギーのことを食事誘発性熱産生といいます。
d.×
1日のエネルギー消費量は、脂肪組織より骨格筋の方が大きいです。
基礎代謝における骨格筋の熱消費量は全身の約30%といわれており、
人体においてもっともエネルギー消費の盛んな器官です。
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03
a:〇
b:〇
c:食物摂取により発生した熱エネルギーは、運動ではなく体温の上昇に利用できます。
d:1日のエネルギー消費量は、脂肪組織より骨格筋の方が大きくなります。
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