管理栄養士の過去問
第25回
基礎栄養学 問89
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問89 (訂正依頼・報告はこちら)
生活習慣病と遺伝子に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 2型糖尿病と関連する遺伝子は、複数存在する。
b 2型糖尿病と関連する遺伝子型を持っている人は、食生活を変えても糖尿病を発症する確率は変わらない。
c 肥満は、単一遺伝子の変異によって発現することが多い。
d 食塩摂取量の影響を受けて血圧が上昇しやすい人と、そうでない人がいる。
a 2型糖尿病と関連する遺伝子は、複数存在する。
b 2型糖尿病と関連する遺伝子型を持っている人は、食生活を変えても糖尿病を発症する確率は変わらない。
c 肥満は、単一遺伝子の変異によって発現することが多い。
d 食塩摂取量の影響を受けて血圧が上昇しやすい人と、そうでない人がいる。
- bとc
- cとd
- aとd
- aとb
- aとc
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この過去問の解説 (3件)
01
以下、詳細の説明です。
a.〇
未だ解明されていない遺伝子もありますが、
2型糖尿病と関連のある遺伝子は多数発見されています。
b.×
食生活を変えることによって発症のリスクを軽減することができます。
2型糖尿病の場合も、肥満度の増加とともに徐々に発症する例が多いです。
c.×
遺伝的素因としては、レプチン(食欲抑制作用を持つ)を発現する肥満遺伝子や、
脱共役たんぱく質(UCP-1)遺伝子、β3アドレナリン受容体遺伝子の異常で生じるとされています。
d.〇
高血圧症の95%以上が原因不特定の本態性高血圧症であり、
遺伝的素因の関与が指摘されています。
高血圧症になりやすい遺伝的素因をもつ人が、食塩摂取量の増加など、
高血圧症になりやすい生活習慣をすることにより発症すると考えられています。
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02
a:〇
b:2型糖尿病と関連する遺伝子型を持っている人も食生活改善すると発症のリスクを軽減することができます。
c:単一遺伝子の変異に関わるのは、フェニルケトン尿症などです。肥満には関与していません。
d:〇
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03
基礎栄養学/栄養の概念からの出題です。
a:正しい記載です。
b:2型糖尿病は遺伝的要素ばかりが原因ではなく、食生活を変えることで発症する確率を変えることができます。
c:肥満の発現には複数の遺伝子の変異が関係しています。
d:正しい記載です。血圧に関係している遺伝子の変異によって上昇しやすい場合とそうでない場合があります。
よって正しい記載はaとdであるとわかり、正解は 3 となります。
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