管理栄養士の過去問
第25回
応用栄養学 問104
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問104 (訂正依頼・報告はこちら)
「健康づくりのための運動基準2006」、「健康づくりのための運動指針2006」に関する記述である。正しいのはどれか。
- 4メッツの身体活動を30分行った時の身体活動量は、4エクササイズである。
- 体力の維持・向上を目的として、計画的・意図的に実施する活動を「生活活動」という。
- 速歩の強度は、10メッツである。
- 50 kgの人が1エクササイズの身体活動をした時のエネルギー消費量は、約100 kcalである。
- 健康の維持・増進に必要な運動量は、基準値とその範囲が示されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
以下、詳細の説明です。
1.×
エクササイズとは、身体活動の量を表す単位です。
身体活動の強度(メッツ)に身体活動の実施時間(時)をかけて求めます。
よって、4メッツの身体活動を30分(0.5時間)行った場合は、
4メッツ×0.5時間=2エクササイズ(メッツ・時)です。
2.×
体力の維持・向上を目的として、計画的・意図的に実施する活動を「運動」といいます。
日常生活における労働、家事、通勤・通学、趣味などを 「生活活動」といいます。
これらを合わせて「身体活動」と呼びます。
3.×
速歩(平地、95~100m/分程度)の強度は4メッツです。
普通歩行の強度は3メッツです。
10メッツ以上の生活活動はありませんが、
ランニングや水泳などの運動が10メッツに当てはまります。
4.×
1エクササイズの身体活動量に相当するエネルギー消費量は、個人の体重によって異なります。
具体的には、次の簡易換算式から算出することができます。
エネルギー消費量(kcal)=1.05×エクササイズ(メッツ・時)×体重(kg)
よって、これを本設問に当てはめると、次の計算となります。
1.05×1(メッツ・時)×50(kg)≒53(kcal)
よって、50 kgの人が1エクササイズの身体活動をした時のエネルギー消費量は約53kcalとなります。
5.○
「運動」について、基準値とその範囲をそれぞれ4メッツ・時/週、
2メッツ・時/週~10メッツ・時/週としています。
なお、「身体活動」(骨格筋の収縮を伴い、安静時よりも多くのエネルギー消費を伴う身体の状態)においては、
基準値を23メッツ・時/週としています。
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02
応用栄養学/運動・スポーツと栄養からの出題です。
現在は健康づくりのための身体活動基準2013が最新の指標です。
1.エクササイズはメッツ×時間(h)ですので、4×0.5で、2エクササイズとなります。
2.体力の維持・向上を目的に計画的・意図的に実施するのは「運動」です。
3.速歩の強度は4メッツです。
4.体重にエクササイズをかけるので、約50kcalとなります。
5.記載の通りです。
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03
2.身体活動には、運動と生活活動があります。
体力の維持・向上を目的として、計画的・意図的に実施する活動を運動と呼び、その他の家事などを生活する中での身体活動を生活活動と呼びます。
3.徒歩の強度は3メッツ、速歩の強度は、4メッツです。
4 . 50 kgの人が1エクササイズの身体活動をした時のエネルギー消費量は、1エクササイズ×50メッツで約50kcalです。
5.正解です。健康の維持・増進に必要な運動量は、基準値とその範囲が示されています。
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