管理栄養士の過去問
第25回
公衆栄養学 問151

a. 公衆栄養活動に行動科学的な考え方はとても重要となるので誤となります。

b. 健康日本21とは、少子高齢社会を健康で活力のあるものとするために、予防や高度な生活の質の維持など発病以前の対策に力を注ぐものです。1次予防に重点をおいた活動なので誤となります。

c. 食育推進運動の展開には、各種団体との連携の考え方が含まれており重要となってくるので正となります。

d. 食生活指針(2000年)は、文部省、厚生省、農林水産省の3省合同で策定・公表されました。食料・農業・農村基本法の規定に基づくもので、その策定の背景には、食生活・食習慣の乱れ、過度の加工食品等への依存、食料の海外依存、食べ残しや食品廃棄物の増加等による生活習慣病の増加、食料自給率の低下、食料資源の浪費などがあげられています。指針の8に「食文化や地域の産物を活かし、時には新しい料理も」とあるので正となります。

よって正解は、3.cとd となります。

a.公衆栄養活動に行動科学的な考え方は取り入れないのではなく、重要です。

b.「健康日本21」には、一次予防に重点をおいた考え方が取り入れられています。

c.食育推進運動の展開に、各種団体との連携の考え方も含まれているので正しい答えとなります。

d.食生活指針（2000年）に地域の産物に関する考え方は含まれています。
「食文化や地域の産物を活かし、・・・」といった項目があります。
よって、正しい答えとなります。

上記より、正しい選択肢の組合せはcとdで3番です。