管理栄養士の過去問
第25回
公衆栄養学 問155

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問題

第25回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問155 (訂正依頼・報告はこちら)

公衆栄養プログラムとその目標に関する組合せである。正しいものの組合せはどれか。

  a 日本人の食事摂取基準(2010年版)----- 生活習慣病の治療指針の設定
  b 健やか親子21 ---------------------------------- 児童・生徒の肥満の減少
  c 食育推進基本計画 ----------------------------- 推進計画を作成・実施している市町村の割合の増加
  d 特定健康診査・特定保健指導 -------------- 年代別実施率の設定
  • bとc
  • aとc
  • cとd
  • aとb
  • aとd

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この過去問の解説 (3件)

01

a. 日本人の食事摂取基準は、健康な個人または集団を対象として、エネルギーや栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的としているため誤となります。

b. 健やか親子21は、母子の健康水準を向上させるための取り組みで、児童・生徒の肥満傾向児の割合の減少を目標としているので正となります。

c. 食育推進基本計画は国民が生涯にわたって健康で豊かな人間性を育むため、食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を国民運動として推進するものです。その目標として推進計画を作成・実施している市町村を増やすとあるので正となります。

d. 特定健康診査・特定保健指導では、保険者種別ごとの目標値を設定しているが年代別実施率は設定していないので誤となります。

よって正解は、1.bとcとなります。

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02

a.日本人の食事摂取基準は、生活習慣病の予防指針の設定を目標としているので、誤っています。

b.健やか親子21の、課題の1つに、学童期・思春期から成人期に向けた保健対策というものがあり、そのなかで児童・生徒の肥満傾向児の割合が挙げられています。この割合を減少させることが目標でもあるので、正しい答えとなります。

c.第2次食育推進基本計画の最終評価において、推進計画を作成、実施している市町村の割合が76.7%まで増加しましたが、最終的には100%にまで増加させることを目標として掲げられていて、第3次食育推進基本計画でも引き続き行われています。
よって、正しい答えとなります。

d.特定健康診査・特定保健指導は、内臓脂肪型肥満者数の減少を目的として始められたので、誤った答えとなります。

上記より、正しい答えの組合せは、1番のbとcです。

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03

a.日本人の食事摂取基準は、健康な個人または集団を対象としているため不正解となります。

d.特定健康診査・特定保健指導の目標は、実施率の上昇を目指しています。

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