管理栄養士の過去問
第25回
公衆栄養学 問158
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問158 (訂正依頼・報告はこちら)
肥満改善プログラムの評価指標と分析に関する組合せである。正しいのはどれか。
- 肥満教室の出席率 ----------------------------- 結果評価
- 肥満度の改善により削減した医療費 ----- 費用効果分析
- 体重1 kgの減少に必要な費用 ------------- 費用便益分析
- 主観的健康度 ----------------------------------- 過程(経過)評価
- 周囲の理解度の変化 -------------------------- 影響評価
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この過去問の解説 (3件)
01
・過程(経過)評価…プログラムの実行に伴うプロセスを評価します。事業の実施状況を評価します。
・影響評価…短期的な目標の達成状況を評価します。事業実施結果として期待される生活習慣の改善などの程度を客観的に評価します。
・結果評価…中・長期的な目標の達成状況を評価します。
・企画評価(行政評価)…診断・計画の段階に対する評価をします。
・総合評価…上記の評価結果を用いて各評価相互のの関係を明らかにしプログラム全体に対する評価をします。
・経済評価…プログラムの実施に伴う費用の評価をします。経済評価の方法として、費用効果分析(複数のプログラムを用いて公衆栄養活動を行った場合、単位当たりの効果を得るために必要な費用を比較分析するもの)と費用便益分析(プログラムの実施かかった費用とプログラム実行の結果もたらされた効果をともに金額で評価し、比較分析するもの)があります。
1. 肥満教室の出席率は過程(経過)評価であるので誤となります。
2. 肥満度の改善により削減した医療費は経済評価の費用便益分析になるので誤となります。
3. 体重1kgの減少に必要な費用は経済評価の費用効果分析になるので誤となります。
4. 主観的健康度は結果評価になるので誤となります。
5. 周囲の理解度の変化は影響評価になるので正となります。
よって正解は5. となります。
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02
2.肥満度の改善により削減した医療費 --- 費用便益分析
3.体重1kgの減少に必要な費用 --- 費用効果分析
4.主観的健康度 --- 結果評価
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03
2.肥満度の改善により削減した医療費は、プログラムを行ったことにより、得られた結果であり、また医療費という金額で評価しているので、費用効果分析ではなく、費用便益分析にあたります。
3.体重1kgの減少に必要な費用は、1kgごとの単位で減少するために必要な費用と言い換えることができるので、費用便益分析ではなく、費用効果分析にあたります。
4.主観的健康度は、目標設定の長さで言えば、中・長期目標にあたるので、結果評価に該当します。
5.周囲の理解度の変化は、プログラムを開始して短期間で得られる結果といえるので、短期目標として設定することもできます。つまり、影響評価に該当します。
よって、正しい答えとなります。
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