管理栄養士の過去問
第25回
公衆栄養学 問159
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問159 (訂正依頼・報告はこちら)
食事調査に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 国民健康・栄養調査では、個人単位の摂取量を比例案分法で求める。
b 食物摂取頻度調査法は、スタンダードとして用いる。
c 24時間思い出し法は、症例対照研究に用いる。
d 陰膳法は、五訂増補日本標準食品成分表に収載されていない成分の摂取量が把握できる。
a 国民健康・栄養調査では、個人単位の摂取量を比例案分法で求める。
b 食物摂取頻度調査法は、スタンダードとして用いる。
c 24時間思い出し法は、症例対照研究に用いる。
d 陰膳法は、五訂増補日本標準食品成分表に収載されていない成分の摂取量が把握できる。
- bとc
- aとd
- aとc
- cとd
- aとb
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この過去問の解説 (3件)
01
b. 食物摂取頻度法は限定された期間の中でどの程度の頻度で目的とする食物を摂取したかを推定する方法で、習慣的な摂取頻度を申告します。24時間思い出し法や食事記録法のことをゴールド・スタンダードと呼ぶので誤となります。
c. 24時間思い出し法は、24時間内に摂った食事を思い出してもらい調査する方法で、栄養士が面接を行い聞き取りを行います。集団の平均摂取量を得るために適しています。症例対照研究(疾病に罹患した集団と罹患していない集団を対象に曝露要因を観察調査し比較する)するには適していませんので誤となります。
d. 陰膳法は、実際に摂取した食事と同じものを科学的に分析し、摂取栄養素量を推定する方法です。実際の食事を分析するので五訂増補日本標準食品成分表に収載されていない成分の摂取量を把握することができます。よって正となります。
よって正解は、2. aとd となります。
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02
c.24時間思い出し法は、症例対照研究には適さないです。
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03
よって、正しい答えとなります。
b.食物摂取頻度調査法は、食事記録法や24時間思い出し法で食事調査を行うため、スタンダードとして用いません。
c.24時間思い出し法は、一時点の調査である横断研究に用いることができ、症例対照研究には用いません。
d.陰膳法は、被調査者が実際に食べたものと同じ料理を科学的に分析する方法で、現在では、日本食品標準成分表2010に収載されていない成分の摂取量の把握をするために用いられています。
よって、正しい答えとなります。
上記より、正しい答えの組合せは、2番のaとdです。
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