管理栄養士の過去問
第25回
公衆栄養学 問160
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問題
第25回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問160 (訂正依頼・報告はこちら)
集団における栄養素等摂取量の評価に関する記述である。正しいのはどれか。
- 栄養素密度法は、栄養素摂取量当たりの食品摂取量である。
- エネルギー摂取量の過不足の評価には、体重の変化を用いることができない。
- 「日本人の食事摂取基準(2010年版)」による栄養素摂取量の評価には、推奨量を用いる。
- 栄養素摂取量の評価には、血液生化学検査値を用いることができる。
- 残差法は、摂取エネルギー1,000 kcal当たりの栄養素摂取量を比較する方法である。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. エネルギー摂取量の過不足はBMIを指標とし、モニタリングには体重を指標にして行うので正となります。
3. 食事摂取基準における推奨量は、ある性・年齢階級に属する人々のほとんど(97~98%)が1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量のことを言います。栄養素摂取量の集団の評価には推奨量を用いないので誤となります。
4. 真の栄養状態を把握するためには、臨床情報、生化学的測定値、身体計画値が必要であるので評価に用いることができます。よって正となります。
5. 残差法は、総エネルギー摂取量を独立変数、栄養素摂取量を従属変数として回帰直線を計算し、それぞれの対象者に対して残差と呼ばれる距離を計算する方法です。よって誤となります。
よって正解は、4. となります。
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02
2.エネルギー摂取量の過不足の評価には、1番に体重の変化を用います。
3.日本人の食事摂取基準(2010年版)による栄養素摂取量の評価には、過剰摂取の評価では、耐容上限量を用い、摂取不足の評価では、推定平均必要量、目安量を用います。
5.残差法は、エネルギーと相関しない栄養素摂取量の指標となります。
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03
2.エネルギー摂取量の過不足の評価には、体重の変化を用いることはできます。
3.「日本人の食事摂取基準(2010年版・2015年版)」による栄養素摂取量の評価には、推定平均必要量、目安量、耐容上限量を用います。
4.栄養素摂取量の評価を行う時に、血液生化学検査値や臨床検査値などを用いることができるので、正しい答えとなります。
5.残差法は、ある栄養素の摂取量とエネルギー摂取量を用いて、回帰直線を作成し、それぞれの実測値と回帰線上の期待値との差で表す方法です。
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