管理栄養士の過去問
第24回
社会・環境と健康 問9
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問題
第24回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
疫学指標に関する記述である。正しいのはどれか。
- 致命率は、一定期間中にある疾病で死亡した人数を、総人口で割ったものである。
- 罹患率は、一定期間中のいずれかの時点で疾病を有していた人数を、危険曝露人口で割ったものである。
- 期間有病率は、一定期間中に新たに疾病を発症した人数を、危険曝露人口で割ったものである。
- 死亡率は、ある疾病に罹患した者のうち、その疾病が原因で死亡した者の割合である。
- 時点有病率は、ある一時点において疾病を有する人数を、危険曝露人口で割ったものである。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.罹患率とは、一定期間内に病気を発症した人数を危険暴露人口で割ったものです。
3.期間有病率は、一定期間のどこかの時点で疾病を有していた人数を危険暴露人口で割ったものです。
4.死亡率は、一定期間中に死亡した人数を総人口で割ったものです。
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02
一定期間中にある疾病で死亡した人口を、総人口で割ったものは「死亡率」です。
2.× 罹患率は、一定期間中に新たに疾病を発症した人数を、対象集団の人口で割ったものです。
一定期間中のいずれかの時点で疾病を有していた人数を、危険曝露人口(その疾病に罹患する可能性のある人全体)で割ったものは、「期間有病率」です。
3.× 期間有病率は、一定期間中のいずれかの時点で疾病を有していた人数を危険曝露人口で割ったものです。
一定期間中に新たに疾病を発症した人数を危険曝露人口で割ったものは「累積罹患率」です。
4.× 死亡率は、一定期間中にある疾病で死亡した人数を総人口で割ったものです。
ある疾病に罹患した者のうち、その疾病が原因で死亡した者の割合は「致命率」です。
5.○ 正しいです。
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03
致命率とは、対象の疾病に罹患した人のうち、それが原因で死亡した人の割合です。
2.罹患率とは、一定期間中に新たに疾病を発症した人数を危険曝露人口1人ひとりの観察期間、つまり疾病に罹患する可能性を持った集団が、健康な状態でいる期間の総和で割ったものです。
3.期間有病率は一定期間中のいずれかの時点で、疾病を有していた人数のことで、観察開始時点での有病者数に、観察を開始してから新たに疾病を発症した人数を足したものを、危険曝露人口で割ると求めることができます。
4.1番の解説で説明したとおり、致命率とは、対象の疾病に罹患した人のうち、それが原因で死亡した人の割合です。
問題文の文章は、死亡率ではなく、致命率です。
5.時点有病率とは、いわゆる有病率のことで、ある一時点において疾病を有している者の割合のことです。
求め方は、ある一時点における有病者数を、ある一時点における観察対象集団の人数で割ると求められます。
よって、正しい答えとなります。
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