管理栄養士の過去問
第24回
社会・環境と健康 問11

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問題

第24回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

たばこ対策のポピュレーション戦略である。正しいものの組合せはどれか。

  a たばこの広告の制限
  b ニコチンパッチ
  c 個別禁煙指導
  d 公共の場所の分煙
  • cとd
  • aとc
  • aとd
  • bとc
  • aとb

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この過去問の解説 (3件)

01

 ポピュレーション戦略とは、集団全体を対象に保健活動を展開して疾病の発生を予防することです。(一次予防主体)
 ハイリスク戦略とは、検診や生活習慣等で疾病のリスクが高い者を振り分け、それらを対象に医療や保健活動を展開して疾病の発生を予防することです。(二次予防主体)

以上のことをふまえて解説します。

a.○
 喫煙の習慣がある者もない者も関係なく、集団全体へのたばこの対策になるのでポピュレーション戦略です。

b.× ニコチンパッチはハイリスク戦略です。 
 ニコチンパッチとは、禁煙治療に使うニコチンを含む貼り薬のことで、腹部や背中、腕に張ることでたばこの禁煙による離脱症状を緩和する効果があります。
 喫煙の習慣がある者を対象としているため、ハイリスク戦略になります。
 
c.× 個別禁煙指導はハイリスク戦略です。
 個別禁煙指導は、喫煙の習慣のある者を対象とするため、ハイリスク戦略になります。

d.○
 公共の場所の分煙は、集団全体を対象とした対策になるので、ポピュレーション戦略になります。

よって、正解は(3)のaとdです。

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02

ポピュレーション戦略とは、対象となる集団全体を好ましい方向へ移動させる手法です。
ハイリスク戦略とは、疾病を発生する高いリスクをもった人を対象とした手法です。

上記より、
a.たばこの広告の制限は、喫煙者も非喫煙者も関係なく、対象となる集団全体に向けた対策となるので、ポピュレーション戦略です。

b.ニコチンパッチは、喫煙者に向けた対策となるので、ハイリスク戦略です。

c.個別禁煙指導は、喫煙者に向けた対策となるので、ハイリスク戦略です。

d.公共の場所の分煙は、喫煙者も非喫煙者も関係なく、対象となる集団全体に向けた対策となるので、ポピュレーション戦略です。

よって、正しい組合せは、aとdで3番となります。

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03

ポピュレーションアプローチとは、対照集団のリスクを低下させる手法をいいます。

ハイリスクアプローチとは、疾病を発症する高いリスクがあるものの集団に行う手法のことをいいます。

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