管理栄養士の過去問
第24回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問21
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問題
第24回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
ミトコンドリアに関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 自己複製することができる。
b 成熟赤血球は、ミトコンドリアをもつ。
c 外膜は、クリステを形成している。
d ミトコンドリアDNAは、母親由来である。
a 自己複製することができる。
b 成熟赤血球は、ミトコンドリアをもつ。
c 外膜は、クリステを形成している。
d ミトコンドリアDNAは、母親由来である。
- aとb
- aとd
- aとc
- cとd
- bとc
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この過去問の解説 (3件)
01
b.× 成熟赤血球は、ミトコンドリアをもちません。
成熟赤血球は、ミトコンドリアをもたず、嫌気的にATPを産生します。核も細胞小器官ももちません。
白血球、血小板にはミトコンドリアが存在します。
c.× 内膜は、クリステを形成しています。
内膜にクリステというひだを形成しており、クリステに電子伝達系や酸化的リン酸化に関与する諸因子が存在します。
d.○ 核DNAは父親(精子)と母親(卵子)の両者に由来するのに対し、ミトコンドリアDNAは母親(卵子)由来です。
よって、(2)のaとdが正解です。
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02
c.「内膜」は、クリステを形成しています。
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03
また、ミトコンドリアは細胞の核とは別に、母親由来のミトコンドリアDNAという独自のDNAをもっているので、自己複製をすることができます。
さらに、わずかではありますが、独自にたんぱく質の合成も行っています。
上記より、正しい組合せは2番のaとdです。
bとcの間違いは下記のとおりです。
b.成熟赤血球は、ミトコンドリアをもちません。
c.クリステを形成しているのは、外膜ではなく、内膜です。
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